自律訓練法とは?ストレス解消の手段として有効

自律訓練法とは
(※画像はイメージです。)

 


 

ストレス解消の手段として有効とされる方法の一つが自律訓練法です。

 

この訓練法は、催眠法がベースになって生みだされました。

 

 

催眠法の歴史は長く、古代のシャーマニズムの時代からありましたが、心身の健康増進に役立つことを発見したのは、ドイツの大脳学者オスカー・フォークトでした。

 

 

彼は、催眠法を受けた人々がだんだん元気になっていくことに気づいたのです。

 

フォークトの研究を引きついだのは、ドイツの精神医学者ヨハネス・ハインリッヒ・シュルツです。

 

 

彼は催眠療法をかけた人たちに、催眠状態に入ったときにどんな感じがしたかを覚醒後に聞きとり調査をしました。

 

すると、からだのなかでも特に手と足が重く、温かく感じられるという共通の身体変化があることがわかりました。

 

 

シュルツはこの状態を催眠者による催眠で導入するのではなく、患者自身が行う自己催眠で導きだす方法を考案し、1932年に『自律訓練法』を著し、世界的な注目を集めました。

 

 

このような歴史的背景からもわかるように、自律訓練法は一種の自己催眠法だといえます。

 

 

具体的には、「気持ちがとても落ち着いている」などと自分自身に暗示をかけて、筋肉や血管を弛緩させることを狙っています。

 

生理的な弛緩は、心身をリラックスさせて、感情も鎮静化させることができます。

 

 

つまり自律訓練法とは、通常は自分の意思ではコントロールできない心身を自己統制下におくための、心理生理学的な訓練法といえます。

 

それによって、さまざまなストレスの原因(ストレッサー)に対するからだの耐性も増すのです。

 

 

 


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