自律訓練法の効果 【精神的な不安が払拭でき、体調を整えることができる】

自律訓練法の効果

 


 

さまざまな研究によって、自律訓練法に次のような効果があることがわかってきました。

 

疲労が回復し、いらいらせず穏やかになり、自己統制力が増し、衝動的行動が少なくなります。

 

 

また、仕事や勉強の能率も上がります。身体的な疼痛(とうつう)や精神的な苦痛が緩和されるほか、内省力がつき、自律神経機能が安定し、自己向上性や自己決定力も増すといわれます。

 

 

現在、自律訓練法は心療内科や精神科を中心に治療にとり入れられています。

 

なかでも自律神経失調症や心臓神経症、不安障害などには著しい効果があるとされています。

 

 

また、こうした病気が原因で起こる気管支ぜんそく、片頭痛、胃・十二指腸潰瘍、乗物酔い、月経障害、夜尿症、過敏性膀胱などを改善するケースも多くみられます。

 

医療現場だけでなく、今では産業界におけるメンタルヘルス活動、創造性をはじめとする潜在能力の開発法、あがり防止や試合で実力を発揮するためのアスリートヘの心理療法などに自律訓練法は広く活用されています。

 

 


 

自律訓練法を続けていると、からだに心理的・生理的な変化が起こってきます。

 

不安感や緊張感が減少するほか、生理的な諸問題が改善されていることがわかります。

 

 

また、神経症の症状が現れる傾向について調べたところ、多くの人たちが自律訓練法の標準練習を始める前に比べて、練習後は症状が現れにくくなっていました。

 

自律訓練法の標準練習によって、肉体的・精神的な問題のすべてが解決するわけではありませんが、かなり効果があることは実証されています。

 

自律訓練法をマスターすると、精神的な不安が払拭でき、体調を整えることができます。

 

練習法自体は誰にでもできますし、短時間で一定の効果が上がります。

 

 

ただし、病気治療のためにこの練習法をとり入れたいときは、専門家の指導のもとに試みましょう。

 

早くマスターしようと、1日に何度も行う人もいますが、自律訓練法の目的は各段階を早く習得することではなく、心身のリラックスした状態を習慣化し、身につけることです。そのためには、毎日訓練を積み重ねていくことが大切です。

 

 

 


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