依存症の原因

依存症の原因

 


 


依存症の原因

 

依存症は脳に物に依存したい欲求が起き、それがエスカレートしていく病気だと考えられています。

 

ですから、その原因を取り除かなくては、たとえ表面的には依存から抜け出したようにみえたとしても、また別のものに依存することを繰り返していくだけです。

 

心に潜む、依存症の原因

 

薬物ほど依存性が高くないものであっても安全とは限りません。

 

アルコールや食べ物、賭博などは、普通は単なる楽しみであり、日常生活の活性化をもたらすものですが、ある人にとってはそれが強力な刺激になって脳に依存性を起こす可能性があるからです。

 

 

食事も、飲酒も、賭事も、買い物も、確かに楽しいことで魅力がありますが、なぜ人によっては底なしの魔力に変わるのでしょうか。

 

依存症になりやすい性格をみると、次の特徴があげられます。

  1. 自分を律する力が弱く、主体性に欠ける
  2. 自己愛が強く、自分が思っているほど他人の自分への評価が高くないことに不満を感じている
  3. 前項の裏返しとして、劣等感を抱きやすい
  4. 気分が変わりやすく、攻撃的である
  5. 他人との関係を良好に維持できない
  6. うつ傾向がある

 

これをみる限りでは、現実のなかでさまざまな不満がたまり、それを酒などの力で発散させていくうちに繰り返しの刺激でアルコール依存性が生まれると想像されます。

 

しかし、これだけではまだ、依存症になる人とならない人の違いを完全に説明できません。

 

 


子ども時代の親子関係が大切

 

依存症の人の性格形成の過程をさかのぼると、子ども時代に十分な愛情を受けずに育ち、豊かな人間関係を築くのが下手な人が依存症になりやすいということがわかってきました。

 

 

子どもは親に依存して育ちます。

 

そして、成長とともにその依存状態から抜け出そうとする心が生まれてきて、反抗期を経て自立への道をたどります。

 

 

しかし、幼児期に十分な依存状態が確立されないと、その後の正常な自立への成長が達成できずに、いつまでも何かに依存しようとする傾向が残ってしまいます。

 

子どもの時のまま、要求するばかりで与えることができないのです。

 

 

こうなると豊かな人間関係を築くことは難しく、満たされない思いを埋めようとする欲求は物質に向けるしかなくなってしまいます。

 

それが、酒であったり、食べ物であったりするのです。

 

 

このように、依存症の根本原因は心の問題です。これを理解しないで精神力で無理に酒を断っても、心の問題を解決してはいないのですから、また飲み始めることになってしまうのです。

 

子ども時代に十分な愛情を受けずに育った人は、豊かな人間関係を築くのが下手で、依存症になりやすいといわれています。幼児期の親子関係はとても大切です。

 

 


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