拒食症の診断基準

拒食症の診断基準

 


 

厚生省が提唱している神経性食欲不振症の診断基準は、標準体重から20%以上やせているのが一応の目安で、典型例には25%以上の体重減少がみられます。

 

この状態が3か月以上続いているというのもひとつの条件です。

 

 

また単に拒食、食べないというだけでなく、経過中に極端に大食、過食になる傾向がみられます。

 

山のように食べては、手をのどに突っ込んで嘔吐したり、下剤や利尿薬を使ったり、かくれ食い、盗み食いなどの異常な行動もみられます。

 

 

拒食症は極端なダイエット願望・やせ願望をもっているのも特徴で、どんなにやせ細っていてもそれで正常だと考えていたり、まだまだ太っていると感じていたりします。

 

年齢についてはほとんど25歳以下、それも18歳前後の思春期に多いのですが、30歳を超える場合もあります。

 

 

そしてやせの原因となる内臓などの病気や、統合失調症やうつ病もなく、食欲不振が心因性(身内の死などのショック)のものではないことも基本的条件です。

 


 

神経性食欲不振症の診断基準

 

  1. 標準体重の-20%以上のやせ
  2. 食行動の異常(不食・大食・かくれ食いなど)
  3. 体重や体型についてのゆがんだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)
  4. 発症年齢は30歳以下
  5. (女性ならば)無月経
  6. やせの原因として考えられる器質性疾患がない

 

 

 


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