拒食症(摂食障害)の治療・克服、まずは低カロリー食からスタート【食事内容】

拒食症(摂食障害)の治療・克服、まずは低カロリー食からスタート【食事内容】

 


 


拒食症の治療、まずは低カロリー食からスタート

 

拒食症は摂食行動の障害というかたちはとっていますが、根本は心の問題であることを忘れてはいけません。

 

治療でも心身両面からのアプローチが重要です。

 

 

心理面では専門家によるカウンセリングで子どもと親の両方にアプローチします。

 

病気を理解し、拒食症の原因がどこにあるかを探り、互いの自立をはかります。

 

 

食事内容に関しては、高カロリーの食事を敬遠する傾向があるので、見た目にもさっぱりした料理で量も少なくするよう工夫します。

 

だいたい1日1,000kcal程度から始め、様子を見ながらゆっくり増量していくことです。

 

 

とくに、米飯や肉などを拒絶する傾向がありますから、受け入れやすい食材のパンや野菜を中心にした献立から始め、子どもの希望に合わせて豆腐や白身魚を少しずつ加え、味つけは薄くします。

 

またドレッシングやマヨネーズなど油を使った調味料も受けつけないことが多いので避ける、などの配慮が必要になります。

 

ノンカロリーの海藻やキノコ類も上手に利用しましょう。

 


克服するには、まず口に入れることから

 

食べないからといって、そのことをとがめたり励ましたりしてはいけません。

 

強要されるといっそう拒絶してしまうからです。食べないことはあえて無視して、ちょっとでも食事を口にしたらそれを喜び、ほめるようにします。

 

それが拒食症を克服する第一歩となります。

 

 

間食や盗み食いなどを、ほとんど無意識にしている場合もあります。「何だ、本当は食べているのね」などとその行為を取り上げて話題にするのも好ましくありません。

 

本人が罪悪感を強めては症状がいっそう悪化する可能性もあるからです。

 

 

「食べてくれるだけまし」と思って、食行為の乱れは無視することです。

 

かといって、はれ物にさわるように、ご機嫌ばかりとっていればいいというわけではありません。

 

 

精神的にわがままで依存傾向が強く、要求もくるくると変わるのが特徴のひとつです。

 

ですから、接する側はそれに振り回されないように自分が何をするべきかをはっきり自覚し、その範囲内で本人の意向を取り入れていくように心がけましょう。

拒食症の人に勧める食事内容の目安

 

拒食症の人は食べることに非常に恐怖感をもっています。

 

抵抗が強い食品はごはんや餅、肉類、いもやかぽちゃ、果物、菓子、アルコール飲料で、油脂や砂糖を使った高カロリー食品も食べません。

 

 

抵抗の少ない食品は、魚介類、野菜類、大豆製品、海藻、キノコなどのノンカロリー食品などです。

 

まず食べられるものから始めて、しだいにいろいろなものが食べられるように気長に勧めていきます。

 

毎日過食して吐くの繰り返し?正しい食事の量(適量)

 

自然な食事の量と質を、もう一度覚えなおすことです。まわりをみればお手本はあります。外食してランチや定食を注文すれば1人前の量が出てきますし、会社の同僚と食事に行って、同じものを頼むのも手です。

 

1食分の献立をきちんと書いた料理の本に頼るのもひとつの方法です。そうやって1人前の分量をもう一度からだに覚えさせましょう。

 

拒食から過食へ極端に走るのはよくあることです。

 

冷蔵庫の中の物を食べつくして全部嘔吐し、また異常な量を食べ続けるのを、どうしてもやめられなくなったりすることもあります。

 

専門家(カウンセリング)に相談する

 

体重が35kg以下になったら入院の必要性も出てきますが、そうなる前に、周囲の人(とくに家族)が気づいて、早めに精神科の医師やカウンセラーに相談するべきです。

 

摂食障害が長引けば、それだけ正常な食事にもどるのに時間がかかるのです。

 

 

親は、食べる食べないだけに振り回されることなく、この病気をよく理解する必要があります。

 

子どもの心にしっかり目を向け、その自立を助けるように努めることが、遠回りなようでも結局は、拒食、過食を解決する早道になります。

 


拒食につきものの、極度の便秘

 

食べないのですから出るものもなくて、便秘になるのは当然なのですが、摂食障害の人の多くは便秘を非常に気にします。

 

下剤を常用する人も多く、なかには常用量の数十倍を一度に服用する人もいます。

 

 

あまり神経質にならないことが肝心で、出すものもないのに下剤ばかり服用していたのでは、体液のミネラルバランスが崩れる危険性があります。

 

なるべく下剤は避け、根本的な解決をはかるべきです。

 

まず食事を回復させることが大切で、そうすれば自然に排便ももどります。

 

 

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