ダイエットが「拒食症」のきっかけ

ダイエットが「拒食症」のきっかけ

 


 

拒食症は、若い女性に多くみられます。体型コンプレックスなどからダイエットを始め、それをきっかけとして起こることが多いといわれます。

 

本人はダイエットの延長と思っているうちに食欲を感じなくなり、ほとんど食べない日が続き、極端にやせていき、ひどいときには体重が30kgをきることさえあります。

 

ホルモンのバランスの崩れから月経もなくなります。

 

 

ところが見かけのわりには本人は元気で頭もさえ、むしろ以前より身軽に活発に活動するようになります。

 

本人が病気だと思っていないうえ、まだまだ太っていると信じ込んでいることが多いので、食べさせることはたいへん難しいのです。

 

 

その状態を続けているうちに、満腹や空腹を感じるシステムが狂ってしまい、コントロールが利かなくなります。

 

からだが食べ物を受けつけなくなり、最後は歩けないほどになってしまいます。

 

 

周囲が驚いて病院に運び込んだときには、自分で口から栄養をとることもできず、胃や血管に直接チューブで栄養素を流し込む治療が必要になっていたりします。

 

それでも体力が回復しなければ、最悪の場合は、死に至ることさえあります。

 


 

男性の拒食症と過食症

 

本来、摂食障害は女性に発症すると考えられていました。しかし、最近では事情が変わってきました。

 

女性が外見を気にするのと同様に、「太りたくない」という気持ちは男性の間でも、昔以上に強まっています。

 

 

そこで、おなかやヒップをひき締めようとダンベル体操やダイエットを始め、それをきっかけに拒食症に移行する例が増え始めています。

 

このように発症のきっかけがダイエットであるという点は女性とほとんど変わりません。

 

 

そしてやはり、その奥底には親子関係が影響しています。

 

ただ男性の場合は、母親よりも父親との関係が大きく影響するといいます。

 

 

父親の存在感が非常に薄いか、または反対に非常に強圧的である、などといった極端な場合に、摂食障害におちいるケースが多いのです。

 

「男だから、拒食症、過食症とは緑がない」という考え方はしだいに通用しなくなっているようです。

 

 

 


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