自閉症とは?言葉の遅れ、他人への関心を示さないなど偏りが起きてくる

自閉症とは
(※画像はイメージです。)

 


 

外からの情報を入力できない

 

自閉症という名称から、かつて、この障害の子どもたちは殻に閉じこもっているという誤解もありました。

 

物事は理解していても、極端に用心深く感情を表さないと思われたり、親の育て方に問題があるといわれてきました。

 

内面の心理的な原因をとり除き、閉ざしている心を開けば治ると考えられた時期もありました。

 

 

周囲の出来事を見聞きして意味を知る働きを認知といいますが、現在では自閉症は、見る、聞く、触る、嗅ぐといった知覚の認知に障害があると考えられています。

 

さまざまな情報をうまくとり入れられないため、発達に遅れや偏りが起きてくるという考え方です。

 

 

自閉症の治療は、子どもに的確な情報が入る方法を工夫して、社会生活のなかで人と交わっていくための言語や行動、生活技術を身につける指導が中心となります。多少の影響は残っても、早期に発見し、治療をすることで習得は可能です。

 

 

自閉症児の親の多くは、まず言葉の遅れに気づき、他人への関心を示さないことなどを心配して、3歳前後には病院を訪れます。

 

しかし、より早く治療を開始するには、1歳半健診の段階で小児科医や言語指導の専門家による発達のチェックを受けておくのが望ましいようです。

 

 

1,000人に1人の割合で発症し、男女比は約4対1で、男子に多くなっています。

 

一人ひとりに合った教育と生き方を

 

自閉症はその自閉の程度や知的能力に合わせた生活を送ることが大切で、自立にはまわりの理解が必要です。

 

社会的に適応していくためには、治療教育により、的確な行動を身につけ、対人関係をつくっていけるようにすることが重要です。

 

 

 


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