燃え尽き症候群とうつ病との違い

燃え尽き症候群とうつ病との違い

 


 

燃え尽き症候群の症状は、うつ病と非常によく似ています。

 

燃え尽き症候群の症状で一番特徴的なのは抑うつ状態ですから、一見したところでは見分けはつきません。

 

 

「心のエネルギーがかれはてて、ガス欠の車のようにアクセルを踏んでも動けない状態」という点も、よく似ています。

 

ただし、うつ病になりやすい性格はくよくよと昔のことを思い出しては悔やむ、自分一人が犠牲になっていると思いこむ、といった性格の人が多く、燃え尽きやすいA型性格とは異なります。

 

 

しかし、これもすべての症例に当てはまる性格分類ではないので、このことから2つが別の疾患だということはできません。

 

 

また疲れを感じ、風邪をひきやすいという身体症状は慢性疲労症候群にも共通します。

 

「疲れて何もやる気がしない」「やろうと思っても気力がわかない」という点も似ています。

 

 

そういえば、慢性疲労症候群はうつ病の前段階の症状だという考え方もあります。

 

そう考えると、燃え尽き症候群もうつ病の前段階の心理的ストレス状態である可能性は否定できません。

 

 

ですから、適切なストレス解消を行って一刻も早く燃え尽き状態からの脱出をはかることが重要になるのです。

 


 

さびつき症候群

 

燃え尽き症候群は、周囲から期待され、自分自身もはりきって仕事に打ち込み、その結果がんばりすぎてエネルギーを使い果たしてしまう状態です。

 

バブル期に人々の欲望がふくらむのとともに、このような症状は広い職種の人にみられるようになりました。

 

 

ところが時代は一転して不況に。相変わらずがんばり続けて、しかし思うような成果が上がらなくなって燃え尽きる人が増加する一方で、がんばりたくても働くチャンスもない人々の間に新たな精神的な症状が現れ始めました。

 

これが「さびつき症候群」です。

 

 

95年ごろからアメリカで指摘され始めた症状で、リストラなどの不本意な処遇でプライドが傷ついたときなどにおちいりやすく、症状は燃え尽き症候群によく似た抑うつ状態が特徴です。

 

 

 


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