燃え尽き症候群の予防は趣味や友人が鍵

燃え尽き症候群の予防は趣味や友人が鍵

 


 

同じハイリスクの仕事で同じようにストレスを受け続ける人でも、燃え尽きる人とそうでない人がいます。

 

その違いは、緩和因子が身近にあるかどうかにかかっています。

 

つまり、燃え尽きのもとになるストレスを解消する機会を持っているかいないかの違いなのです。

 

 

緩和因子として一番効果的なのは「人」です。愚痴をこぼす、甘える、相談するといった相手でもいいのです。

 

おだやかでほっとできる家庭はその意味で大切な緩和因子です。

 

 

これに加えて仕事を認めてくれる人、自分の考えや行動を理解してくれる人、気持ちの通じ合う人などがいると、職場でたとえ無力感に襲われることがあっても心が満たされるのです。

 

 

このような理解者は異性よりも同性に求められやすいのですが、同じ職場では競争相手や利害関係のある人物が多く、心の底から気持ちが満たされる人物はなかなか見つけられません。

 

 

その点、仕事を離れた趣味の世界を持っていると、共通の話題で心が通じ合い、利害関係のない安心できる人間関係を築けるという利点があります。

 


 

もちろん趣味そのものに没頭することも、対人ストレスに疲れた心をリラックスさせます。

 

とくに上昇志向の強いA型性格の人なら、知的好奇心をかきたてる趣味は、適度な刺激になるでしょう。

 

 

仕事以外で人間関係を築いたり趣味を持つのが面倒だという人、また単身赴任でほっとできる家庭が身近にないという人は、しばしば手軽なストレス解消法として酒やギャンブルに手を出しがちです。

 

 

これは一時的な解消にはなりますが、心的ストレスの根本的な解決にはなりません。

 

そればかりか、より大きい刺激を求めて逃避的にこれらの快楽にのめり込んでしまう危険性があります。

 

 

健全な燃え尽き症候群の予防法は私生活に精神的な支えを持つように心がけることなのです。

 

 

単身赴任でストレスのたまる生活をしていますが、かといってイヤイヤ趣味をつくりたくはありません。このままで大丈夫でしょうか?

確かに、趣味を持つことが難しい人も少なくありません。そういう人は、職場で心の許せる同僚や自分を理解してくれる上司に恵まれればよいのですが、そう運がいい人ばかりではありません。

 

とくに単身赴任では、会社から帰ってもほっとする場がないので、心の緊張をほぐすゆとりがだんだんなくなっていきます。なるべく頻繁に家族と連絡を取り合うようにしましょう。

 

とりとめのない会話をするだけでもいいのです。また、行きつけの飲み屋や食堂など、なじみの店をつくるのもひとつの手です。ただし、酒におぼれないように注意することはいうまでもありません。

 

 

 


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