在日外国人の心の問題の相談

在日外国人の心の問題の相談

 


 


在日外国人の心の問題の相談

 

世界の多くの国や地域に、日本人会などの現地邦人の互助組織が存在します。

 

また、大手企業などでは長い派遣経験を生かして独自のメンタルヘルスを含む医療のノウハウをもっています。

 

しかし、通常は日本語でメンタルケアを受けられる地域は、ロンドン、パリ、ニューヨークなどに限定されています。

 

 

せめて電話で話ができる日本人医師を見つけておくのも大事なことです。

 

在日外国人の場合は、まず保健所や精神保健福祉センターに相談してみることです。

 

 

異文化問題に関心の高い精神科医が、多文化外来などの専門外来を開いている医療施設もあります。

 

NGOの活動として、外国人のための医療情報センターといったシステムづくりのほか、保険の相談や医療機関の紹介、日本語習得の支援などが行われているところもあります。また、教会などでも相談にのつてくれます。

 


海外在留法人の雇用環境とメンタルヘルス

 

 

狭義の労働条件

 

労働時間、仕事内容、賃金、過度の責任、過労、不慣れな仕事など

 

派遣形態

 

単身か家族同伴か、渡航までの準備期間、派遣期間の明確さ、派遣後の方針の明確さ、雇用の安定性など

 

ソフトな意味での労働環境

 

職場の人間関係、職場の閉鎖性、キャリアにおける海外派遣の意味づけ、本社の現地の状況理解、慣れ親しんだストレス対処法の欠如など

 

文化的要因

 

現地人上司や部下とのトラブル、海外に残された古い日本的体質、語学力など

 

家族との関係

将来設計、妻の孤立、生きがい喪失、夫への依存、妻の語学力不足による夫の負担の増大、会社関係のつき合い、夫のストレスが家族にぶつけられる(ひどい場合は暴力)、財政問題、日本の親族の死や老後の世話、妻のキャリアの中断、家族と過ごす時間の変化など

 

 

こうした要因は、独立に存在するわけではなく、複雑にからみ合っており、実際に精神的な不調を引き起こすのは、いくつかの問題が重なって発生しているときが多いものです。

 


心のを抱える外国人移住者

 

日本に定住もしくは就労のために来日している外国人は、日本という異文化のなかで暮らすことになります。

 

彼らも海外移住の日本人と同様、言葉の問題、周囲の無理解、職場でのささいな行き違いが積み重なり、異国で暮らす厳しさに直面します。

 

 

日本語を覚えられないまま、望郷の念と現実とのはぎまでうつ状態に陥ったり、幻覚妄想に悩まされるケースもみられます。

 

母国を離れて外国で暮らす人々は、みんな同じような精神的な問題を抱えています。

 

 

特に精神症状が出た場合には、母国語でのカウンセリングが必要になります。

 

日本人の海外でのメンタルケアが問題になっているように、外国人に対しても同様のサービスが受けられるような態勢づくりが課題となっています。

 

 

 


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