慢性化するスチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)

慢性化するスチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)

 


 

大学生の五月病は減少する傾向にありますが、それに代わって大学生の精神衛生面で注目を集めるようになったのが「スチューデント・アパシー」(学生の無気力症候群)です。

 

うつ状態や無気力の状態が5月だけでなく2年も3年も続く状態です。

 

 

五月病が受験勉強の反動で起きてくる一過性の症状なのに対して、スチューデント・アパシーはいわば慢性化した五月病といえるものです。

 

なかなか立ち直れないで、いつまでも続く点が、怠学や単なるスランプとも異なります。

 

スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の特徴

 

スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の学生は、目標や進路、生きがいの喪失感を抱くだけでなく、自分自身の存在価値や意味を見失ってしまい、アイデンティティーの喪失を訴えます。

 

 

通常であれば、無気力状態を打破しようと何らかの行動を起こしますが、不安や焦燥感が強すぎて、行動は起こさないまま無気力状態に安住してしまいます。

 

 

スチューデント・アパシーに陥る学生は、ほとんどが男子学生です。

 

高校まで比較的成績がよかった子が多く、性格的にはまじめで完壁主義者です。

 

 

五月病が起こる入学直後の時期のほか、後期が始まる9月や専攻科目を選択する3年生の段階で症状が出始めることが多いといわれます。

 

スチューデント・アパシーのきっかけは五月病と同様に、講義がつまらないことや、逆に講義内容についていけないこと、大学が自分の理想と違っていたことなどです。

 

 

軽症の場合は、学業への興味や関心が薄れて講義に欠席しがちになりますが、アルバイトやサークル活動など学業以外のことにはかかわっています。

 

重症の場合は、講義に出ないだけでなく、何もせずに自室にこもりきりで、小説や雑誌類を読みふけったりビデオを見たりで、だらだらと過ごしています。

 

 

夜になると友人の下宿に行って酒を飲み、夜更かしをして、翌日の昼ごろまで寝ている例が多いようです。

 

その背景には、自分が男性であることへの懐疑心などがあるとする見方もあります。

 

 

父親から進学先などを押しつけられたり、一人の人間として評価されなかったりした場合、父親を拒否し、大人の男になりたくないというような否定的なかたちで自己を実現しようとします。

 

その一方で、少年期から勉強に専念するように教え込まれ、勉強以外の一切を母親に任せてきたために母親への依存心が強く、青年期になっても独立心が育たないという説もあります。

 

 

重症のスチューデント・アパシーでは、大人になることを拒む一種の成熟拒否の側面が指摘されています。

 

 

スチューデント・アパシーの学生は、本人が病気とは認めたがらず、自分から進んで相談したり治療に行ったりすることはほとんどありません。

 

教師や親の勧めで仕方なしに診察を受けても、長続きしないのが通例です。治療にかかわる側には粘り強い取り組みが求められます。

 

 

環境に適応する力を身につけることが自立とするならば、与えられた課題をマニュアルどおりに間違いなくこなしていかなくてはならない現代の受験制度は、自立を促すことにはつながりません。

 

本人も家族も人生の目的を広い視野から選び、どんなときでも自分の意思で選択する訓練をつむことが五月病やスチューデントアパシーの防止になるはずです。

 

現代の大学生にみられる心理的特徴

 

大学への進学理由はさまざまですが、受験戦争、偏差値教育から解放されたという意味において、大学入学は精神面での大きな転換期となります。

 

当面の目標がなくなり、虚脱感におそわれる学生も少なくありません。

 

労働を先延ばしにするモラトリアム志向、とにかく毎日の生活を楽しむことを優先させる享楽志向なども、現代の学生の一つの特徴で、自分とは何か、自分は何がしたいのかといった内面的な問いかけを、回避する傾向があります。

 

常に受け身で、いつかどうにかなるというように、自分の問題を客観視する劇場観衆型の学生が多く見受けられます。

 

また、就職活動には熱心になるのですが、入りたい会社はあっても、やりたい仕事はわからないというケースも多いようです。顕著な就社意識は、現代の学生に目立つ点です。

 

スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の増加には、こうした心理的特徴がかかわっていると考えられます。

 

Now Foods(ナウフーズ)DMAE

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DMAEはサバやイワシなどの魚に含まれており、アセチルコリンという生体内物質の原料になります。このアセチルコリンは脳から神経細胞へと体の情報を伝達するために必要な物質で、この活性が異常に低くなることで起こる疾患がアルツハイマーです。

 

つまりアセチルコリンが減ると記憶力が低下し集中力も落ちるのです。海外ではとてもメジャーなサプリで、学生がテスト前などに飲んでいるそうです。やる気や記憶力アップ以外にも、お肌のリフトアップなど嬉しい効果もあるDMAEサプリがおすすめです。

 

 

 

 


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