醜形恐怖(容姿コンプレックス)とは外見にこだわる病理

醜形恐怖(容姿コンプレックス)とは外見にこだわる病理
(※画像はイメージです。)

 


 

醜形恐怖(容姿コンプレックス)とは、自分の顔やからだなど外見の欠陥に対するとらわれです。

 

気になる欠陥がまったくの想像上のこともあれば、とるに足りないささいなこともありますが、心配が著しく過剰になり、そのために苦痛や、社会的に障害が出てくる場合を指しています。

 

 

自分の容姿について劣等感をもつことは多かれ少なかれ普通にみられるもので、特に問題になるようなことではありません。

 

例えば「自分のからだで嫌いなところをあげてください」という質問には、目がきつい、まゆが濃すぎる、顔の色が黒すぎる、縮れ毛である、背が低い、太りすぎているなどといった答えが即座に返ってくるものです。

 

 

アメリカの調査では、髪の毛にこだわる人が最も多く、全体の60%以上を占め、鼻、皮膚、目などが続きます。

 

日本では顔全体が美しくないと悩んでいる人が多いといわれます。

 

 

しかし、こうした思い込みのために「鏡を見ると吐き気を感じる」と言い、人に笑われるから外出できない、人に会えない、学校や職場に行けないなどの症状をみせる人がいます。

 

容姿を気にするあまり、引きこもりなどの症状が出るまで事態が深刻化してくると、社会生活にも影響が出るようになってしまいます。

 


 

美醜の判断は文化的社会的基準に大きく左右されるうえに、個々人の主観によるところもあり、客観的に判断するのは難しいものです。

 

醜形恐怖に陥っている人たちは、はたから見れば決して醜いとはいえない場合が多いものですが、本人が醜いと確信しているだけに、治療も難しくなります。

 

 

15~20歳前後にみられることが多く、異性を意識し始める思春期特有の感情とからむために、治療をいっそう難しくしています。

 

また、醜形恐怖はこれまで女性に多くみられたものですが、最近では男性にも現れるようになり、男女差が縮まっています。

 

二重LP

 

 

 


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