帰宅拒否症の予防 【仕事や職場以外の別な世界(趣味)を複数もつようにする】

帰宅拒否症の予防

 


 

帰宅拒否症のような心の病気は心の疲労から起こるものです。

 

心の疲労は身体的な疲労と違って、周囲にも本人にも測りがたいところがあります。

 

 

特にこの病気は几帳面で仕事熱心な人がかかりやすいので、疲労を感じても自分の体力不足や要領の悪さでかたづけがちですが、疲れたなと思ったら、まず休むことが大切です。

 

そのためにも現在自分がどのくらいの大きさのストレスにさらされているかを知っておきたいものです。

 

さらに日ごろから、仕事や職場以外の別な世界を複数もつようにします。

 

趣味を通しての交遊関係は、ストレス解消には有効ですが、それ以上に家族とのコミュニケーションは大切です。

 

 

趣味の世界に飛び込むには時間的余裕や、それなりの準備も必要ですが、家族との共通の時間をもつのは、本来容易なはずです。

 

それにはまず価値観を変えることが必要です。夫だから父親だから、一家の働き手として仕事一筋で頑張らなくてはならないという考えを捨てましょう。

 


 

アメリカでは帰宅拒否症の患者は少ないといわれています。

 

 

家族の崩壊が進んでいると伝えられるアメリカですが、宗教の影響や西部開拓時代の伝統もあって、父親の役割は、文字通りからだを張って妻子を守るということで、ある意味では保守的な面もあります。

 

こういう価値観のもとでは父親は仕事一筋というわけにはいかず、家庭内での役割や、さらには地域社会での市民としての活動が要求されます。

 

 

日本でも定年後の夫や父親たちの地域でのボランティア活動などが注目されるようになりました。

 

会社だけが自分の所属する社会ではないというように意識も変化してきました。

 

 

異業種のビジネスマンどうしの交流が、趣味や社会貢献に広がっていくケースも増えています。

 

こうした生き方を選択した人たちは帰宅拒否症とは無縁といえます。

 

 

帰宅拒否症にかかってしまった人は、完治しない病気ではないことをまずしっかり自分自身に言い聞かせ、これまでの生き方、考え方、働き方、人間関係などのすべてを見直すチャンスにしたいものです。

 

 

 


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