帰宅拒否症の治療 【カウンセリングと精神科、神経科で行われます】

帰宅拒否症の治療

 


 


帰宅拒否症の治療

 

帰宅拒否症の治療はカウンセリングと精神科、神経科で行われます。

 

日本ではカウンセリングは、まだまだ一般的とはいえませんが、受ける場合の注意としてはカウンセラーとの共同作業だという点です。

 

病気についてはもちろんですが、仕事観、人生観についても十分、話し合うことが必要になります。

 

 

帰宅拒否症はストレスによって起こるものですから、ストレスになる原因を解消することが優先されますが、まず自分自身も病気と闘うという意志をもつことです。

 

さらには悩みを一人で抱え込まないこと、ストレスはため込まないで少しずつでも発散できるようにすることも忘れてはならないポイントです。

 

 

そのためには自分の生活を客観的に見直すこと、つまりもう一人の自分が、自己を点検できるように意識を変えていきます。

 

帰宅拒否症は本人だけの問題ではないので、カウンセリングでは家族に加わってもらうケースもよくあります。

 

 

家族も問題を理解し、患者の人間的な別な面を認め受け入れるようアドバイスされます。こうした療法は家族療法とよばれています。

 


病室からの通勤も帰宅拒否症の治療のひとつ

 

帰宅拒否症の治療では、ナイト・ホスピタルという聞き慣れない名前の病院があります。

 

さまざまな心の病気に見舞われたビジネスマンたちが泊まり込んで治療を受ける場所ですが、一般の病院と違うのは、入院している人がここから会社に通勤することです。そうすることで症状の改善を図るためのところです。

 

 

直訳すれば夜の病院という名称ですが、決して深夜に診察を行ったりする場所ではありません。

 

職場で働くことはできるものの、一般の社会人と同じように活動できない患者たちを夜間に病院で預かって、その病状を診ながら仕事を続けさせていくという趣旨で始まったもので、欧米ではすでに市民権を得ているものもあります。

 

 

もともとこのナイト・ホスピタルの制度は、精神医療の分野で、精神障害者の社会復帰の中間施設として設立されましたが、次第にデイケアと並ぶナイトケアの一環として重要視されています。

 

ただし、ここでいうナイト・ホスピタルは、同じ精神医療の分野とはいえ、やや意味合いの違うもので、ストレスいっぱいの現代社会で、心の病にかかったサラリーマンたちへの対応策として運営されているものです。

 

 

ナイト・ホスピタルではからだの自然なリズムを回復させて、早寝と快適な目覚めに始まる健康的な生活リズムの習慣をつけることを目指しています。

 

こうしてうつ状態のリズムを正常なものへと改善していくことが治療の中心となっています。

 


帰宅拒否症のいろいろな心理療法

 

精神科で行われる一番有名な治療は「カウンセリング」ですが、医療現場で「箱庭療法」「家族療法」「サイコドラマ」などいろいろな治療法が使われています。

 

箱庭療法とは、ユング心理学を応用した心理診断の技法で、縦57×横72×高さ7cmの砂が入った箱の中に、車や家、木、動物、柵などのミニチュアのおもちゃで自分の好きな風景をつくります。

 

その過程で無意識に心の調和をとろうとする力が現れ、心が癒されていくというものです。

 

 

また、家族療法とは、従来のようにカウンセラーと本人との1対1のカウンセリングではなく、家族、ときには親戚まで一緒にカウンセリング参加するという方法です。

 

こうしたカウンセリングをすることによって、家族関係のなかでの自分の役割や、家族関係のひずみなどを互いに認識して、問題を解決しようというものです。

 

 

帰宅拒否症のようなケースの治療に、家族療法は向いているといえます。

 

サイコドラマは、心理劇と訳されています。

 

10~15人の集団をつくり、本人をドラマの主役として即興のドラマを演じさせ、潜在的な自発性と創造性を発揮させて自己表現を行います。

 

 

 


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