台所症候群とは

台所症候群とは
(※画像はイメージです。)

 


 

価値観の多様化を背景に増加している主婦症候群の一つで、主婦が家事に対する虚無感におそわれて、台所に立てなくなるケースです。

 

 

主婦という立場に起因するさまざまな心身症状を、主婦症候群と総称しますが、その一つに、台所症候群があります。

 

 

台所症候群は、主婦が突然、家事をするのがむなしい、台所に立つのがこわいといった心理状態に陥り、それが要因となってからだにもさまざまな症状が現れるケースです。

 

台所恐怖症ともよばれています。

 

 

食事の支度をしようと台所に立ったとたんに、めまいやむかつき、頭痛などを覚え、重度の場合には、からだのふるえが止まらないといった症状に見舞われることもあります。

 

また、高血圧やぜんそく発作が現れたり、食欲不振、不眠などのうつ症状を呈するケースもみられます。

 

 

台所を離れたり、家の外に出ると気持ちが楽になり、症状が軽減したり治まるケースが多く、家事について考えると、再びからだの不調を覚えます。

 

なかには身体症状だけが現れて、家事に対する恐怖心や虚無感といった心理状態に本人がまったく気づいていないこともあります。

 

 

このようなケースでは、一般内科の診察を受けても異常が発見されず、薬を服用してもなかなか症状はよくなりません。

 

精神神経科や心療内科を受診し、医師との面談を通して、はじめて心の問題がからだの不調となって現れていたことがわかります。

 

 

台所症候群は、几帳面できまじめな性格に加えて、夫や子どもに献身的で、熱心に、完璧に家事をこなすことが生きがいとなっているタイプの人に多くみられるといわれます。

 

 

 


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