子どもの強迫性障害

子どもの強迫性障害

 


 

強迫性障害は成人だけでなく子どもにもみられます。

 

子どもの場合は同じ言葉を数十回も繰り返したり、母親に特定の反応を求めたりしますが、その行為が性格なのか病気なのか、判断は困難です。

 

 

また子どもが患者の場合、家族にも強迫性障害をもつ人のいるケースが多いため、病気の家族歴が指摘されます。

 

親が完璧であろうとする気持ちを子どもに向けてしまうことも一因と考えられています。

 

 

自然に治ってしまう例や、2~3年の治療で改善する例も少なくないので、子どもの行動を否定しないで、家族に受け入れられていると感じられるように対応するのが強迫性障害を治療する第一歩です。

 

 

子どもの強迫性障害の場合、家族、特に母親が強迫行為の相手をさせられることが多くなります。

 

断れば不安でパニックを起こす危険性がありますが、言いなりになっていたのでは、いつまでたっても症状は改善しません。

 

 

子どもの要求につき合った後で、「もう大丈夫」「心配ない」とよく納得させ、安心したのを確かめてから行為をやめさせるのがよいでしょう。

 

さらに成人になってからの強迫性障害の原因を、フロイトのようにあくまでも乳幼児期の生育環境の影響にあるとする説もあります。

 

 

例えば厳しすぎるトイレのしつけを受けた子どもが、成人して強迫性障害になるというものです。

 


 

 

夫の母親が強迫性障害でしたが、私達の夫婦の子どもへの影響はあるのでしょうか?

強迫性障害の患者の家族には、同じように強迫性障害のある人がいる場合もあります。

 

発症のメカニズムは、まだ全面的に解明されているとはいえません。

 

原因としては乳幼児期の環境的な要因や発症した時期のストレスなども考えられ、いまのところは複合的な要因が重なって起きているとみられています。

 

夫の母親の場合も、いろいろな原因が重なって発症したわけです。

 

祖母と孫とでは時代的社会的背景、状況も大きく異なりますから、同じ原因が重なることはほとんどないと思います。気にしないでのびのび子育てを楽しみましょう。

 

 

 


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