自分探し症候群とシンデレラ・コンプレックスの関係

自分探し症候群とシンデレラ・コンプレックスの関係

 


 

何かが自分の人生を変えてくれるのを待っているという依存的な姿勢がみられる点が共通しています。

 

自分探し症候群もシンデレラ・コンプレックスも、女性の主体性が完全に確立されていないため、自己決定ができない状態に陥るものです。

 

 

シンデレラ・コンプレックスは、青年期の女性にみられる心理で、「シンデレラのストーリーのように、誰かに今の境遇から救い出してほしい」「理想の男性が現れて守ってほしい」といった依存願望のことをいいます。

 

アメリカのジャーナリスト、コレット・ダウリングが名づけた症例で、特に高学歴でキャリアのある女性が陥りやすいとされています。

 

 

シンデレラ・コンプレックスでは、男性に依存したいという気持ちと、自立したいという気持ちの間で葛藤が起こり、悩むようになります。

 

シンデレラ・コンプレックスの原因は、幼少期の父と娘の親子関係や両親の夫婦関係が関与していると考えられています。

 


 

脱アイデンティティ

若者とアイデンティティ

差別とアイデンティティ

 

女性特有のシンデレラ・コンプレックス

 

青い鳥症候群と同様、現代の青年を特徴づけるいくつかのシンドローム(症候群)のなかに、女性に特有のシンデレラ・コンプレックスがあります。

 

コレット・ダウリングによって提唱されたシンデレラ・コンプレックスは、童話「シンデレラ」の王子様のように、自分の人生を変えてくれる誰か素晴らしい男性が現れ、その人に自分の人生を託し、守られて暮らしたいという、女性の心理的依存状態を指します。

 

ダウリングは、女性の社会進出を阻んでいる要因の一つは、女性の内面に潜在している依存志向ではないかと指摘しています。

 

その意味で、シンデレラ・コンプレックスからも、現代の青年たちの他人依存、現実逃避の傾向をうかがい知ることができます。

 

 

 


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