登校拒否(不登校)の治療 【カウンセリング・薬物療法・集団療法で解決し克服を探る】

登校拒否(不登校)の克服法・解決法・治療法を探る

 


 


登校拒否(不登校)の克服法・解決法・治療法を探る

 

登校拒否への対応には早期発見、早期解決が必要になります。

 

なぜなら初期は身体症状の訴えが中心なので、対応が比較的簡単にすむことが多いからです。

 

 

初期のうちで問題が複雑化する前であれば「なぜ学校に行かなくなったか」という根本的な問題の本質を把握しやすいのです。

 

親がその本質を理解して励ますことも可能で、それだけで子どもが登校を再開し、克服するという例も少なくありません。

 

 

はっきり「登校拒否」という状態になると、対応はカウンセリングが中心となってきます。

 

両親は1日でも早く登校させようとしがちですが、子どもの抱えている問題に対処することが先決です。

 

 

子どもの周囲に具体的な問題がある場合には、まず、その解決に力を貸します。

 

さらに、カウンセリングによって精神的安定をはかり、自分を見つめる能力や、問題に対処する能力を高めていきます。

 

 

登校拒否は、子ども自身の対人関係の問題や社会への対応が、たまたま学校という場で現れたという側面をもっていますから、専門家を中心に学校側、担任の先生、友人、家族の連係プレーが必要で、子どもとの信頼関係を築くことができれば、カウンセリングもスムーズに進むと思われます。

 

 

情緒が安定してくると、朝、決まった時間に起きるなど、生活態度が変わってきます。

 

将来の希望を話したり、部屋の掃除や模様替えを始めることもあります。

 

 

今まで接触を拒んでいた教師や友人と会うようになったり、スポーツクラブや塾など学校以外のグループ活動を始めるなど、少しずつ行動が広がっていきます。

 

 

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登校拒否(不登校)の治療

 

登校拒否の治療は、登校させることが目標ではなく、登校するようになるのは結果にすぎないという考え方もあります。

 

学校に復帰しなくてもさまざまな道が開かれていることも考慮に入れ、学校に行くことがすべてだという思い込みをなくすことも必要でしょう。

 

 

登校拒否(不登校)のカウンセリング

子ども自身へだけでなく、親へのカウンセリングやガイダンス、家族全体を対象とする家族療法も必要です。母親と子どもだけ、あるいは母親だけがカウンセリングを受けることがよくありますが、家族の問題では父親も同席することが、特に重要です。

 

また、思春期の子どもはカウンセリングを拒否することがよくあるので、両親とカウンセラーとで子どもへの対応や心構えなどを話し合うことも多くなります。

 

 

登校拒否(不登校)の薬物療法

情緒が不安定だったり家庭内暴力がひどかったり、不安障害の傾向が強かったりする子どもの場合、抗不安剤や抗うつ剤、睡眠剤などの薬物を用いる場合があります。

 

ただし、あくまでもカウンセリングの補助としての療法です。

 

また、登校拒否の子どもには糖の代謝異常がみられることもありますので、スナック菓子、清涼飲料水の摂取をひかえ、ミネラルやビタミンを十分に補給するよう心がけることも必要です。

 

 

登校拒否(不登校)の集団療法

同じ問題を抱えている子どもが集団で過ごし、規則正しい生活や対人関係をつくり、自信を取りもどす「デイ・ケア」の試みも、最近は各地で行われています。

 

また、10~30人が数日から1週間ほど生活をともにする「合宿療法」もあります。

 

集団生活を体験するなかで、仲間意識や友情が芽生え、安心感をもたせるという効果もあります。合宿療法は年齢が低いほど効果が高く登校拒否を克服しやすいといわれています。

 

さらに合宿療法より長く、月単位で集団生活する「宿泊療法」もあります。これは一般の住宅やクラブハウスを借りることが多いようです。

 

 

登校拒否(不登校)の公的相談機関

 

教育の現場ではここ数年、学校内に子どもや親、先生の身近な相談相手として専門のスクールカウンセラーを配置する方向に動いています。

 

また、教育研究所や教育センターでは、登校拒否の相談を受け付けていますし、適応指導教室が各地に開設されています。

 

各自治体の児童相談所や児童福祉機関は、登校拒否の子どもへの援助や宿泊治療などを実施しています。

 

これらの援助機関が学校や地域と連携して、子どもや家庭にとって適切な対応をとることが、問題解決へのひとつの手段と考えられます。

 

 


学校に通わなくても進学はできる

 

登校拒否の子どもにとって、学校にもどることが必ずしもよいとは限りません。

 

現在では公私のさまざまな施設や制度が、学校に行けない子どもたちを援助しています。

 

「夜間中学」や、わぎわざ遠い地方の学校を選ぶ「国内留学」、病院付設の養護学校、のびのびとしたクラスの雰囲気が救いになる情緒障害学級への登校なども行われています。

 

 

最近増えている民間の「フリースクール」も考慮に入れてよいでしょう。

 

フリースクールは、一般に少人数制で、地方で自然を体験するものや、曜日ごとに開くもの、全寮制のものなど、いろいろなスタイルで実施されています。

 

 

ただし、授業料や学費を払う必要がありますし、営利主義やスパルタ式でないこと、本当にその子に合うかどうかなど、詳しい事前調査は欠かせません。

 

それらの施設を利用しながら、高校入学の資格が得られる「中検」や、大学受験のための「大検」を目指す方法もあります。

 

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親と子の関係は子どもの成長に大きな影響を与えます。

 

子どもが幼いうちにいっしょに土をいじり、命を育てることは、親子の関係を育てていく助けになります。

 

 

登校拒否(不登校)の問題でだれかに相談をしたいのですが、子どもがいやがって行くことができません。

登校拒否が長期化すると、子どもは自分の殻のなかに閉じこもってしまい、、外との接触を拒むことがあります。

 

思春期の子どもには、特にその傾向が強く、外の人と接触させるのは容易ではありません。その場合、とりあえず親が児童相談所や教育センターなどで相談にのってもらうとよいと思います。

 

 

子どもが通うのをいやがることについて、「本人が来なければ相談できません」という対応をする施設だったら、相談するのはやめたほうがよいでしょう。

 

なぜならカウンセリングは本人だけではなく、両親や家族にも必要だからです。ときには本人より家族の必要度が高いことさえあります。

 

「まずはご両親とお話ししましょう」というカウンセラーがいる施設で、相談をスタートしてみてはいかがでしょう。

 

 

 


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