登校拒否(不登校)のタイプ別分類

登校拒否(不登校)のタイプ別分類

 


 

タイプ

タイプの説明

学校生活に起因 いやがらせをする生徒の存在や教師との人間関係など、明らかにそれと理解できる学校生活上の原因から登校せず、その原因を除去することが指導の中心となると考えられる。
遊び・非行 遊ぶためや、非行グループに入ったりして、登校しない。
無気力 無気力でなんとなく登校しない。登校しないことへの罪悪感が少なく、迎えに行ったり強く催促すると登校するが、長続きしない。
不安など情緒的混乱 登校の意思はあるが身体の不調を訴えて登校できない、漠然とした不安を訴えて登校しないなど、不安を中心とした情緒的な混乱によって登校しない。
意図的な拒否 学校に行く意義を認めず、自分の好きな方向を選んで登校しない。
複合型 上記のタイプが複合していて、いずれが主であるかを決めがたい。
その他 上記のいずれにも該当しない。

 

 

ズバット通信制高校

 

登校拒否(不登校)は非常に多くの側面をもつ複雑な現象です。

 

単に学校に行けるか、行けないかだけの問題ではなく、不適応の現れた場がたまたま学校というだけで、真の問題は子どもが社会に適応できない状態に陥っているところにあると考えたほうがよいでしょう。

 

この状態が大学入学後に現れ、学校に行くことを拒むようになれば「スチューデント・アパシー」ですし、社会人では「出社拒否症」に当たります。

 

10代後半から20代にかけ、家に引きこもったまま、人や社会との接触をいっさい断ってしまう「引きこもり」も、問題になってきています。

 

学校に行くことだけにこだわり、当人の周囲や内面の問題にきちんと目を向けずに、解決したつもりになっていると、一度は学校に復帰しても再び登校拒否を起こす可能性があります。

 

1度目より2度目、さらに3度目になればそれだけ症状が重く、対応は困難になります。

 

 

登校拒否の対応の基本は、子どもが自分で動き出すのを待つことです。ただし、ただ待つだけで、好きなようにさせておいても解決につながらないこともあり、難しいところです。

 

一方では、義務教育というものがなければ、そもそも登校拒否という問題は起こりえないという説もあります。

 

義務教育を終了せずに学校という場から離れても、打ち込める仕事や趣味をもち、自立して生活していく力をつけられればそれでよいという選択も可能です。

 

学校を絶対視せず、柔軟に対処する姿勢も必要となってきているようです。

 

 

子育ては長期的なものであり、学校時代だけで子どもの一生が終わるわけでありません。

 

少し回り道しても大したことはないと考えるゆとりも必要なのではないでしょうか。

 

 

 


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