季節性情動障害(季節性うつ病)の治療と対策 【高照度光療法・断眠療法】

季節性情動障害(季節性うつ病)の治療と対策

 


 

日照時間の変化に伴う症状だけに、治療法も光を中心にしたものになります。

 

高照度光療法

 

季節性情動障害(季節性うつ病)の治療で最も高い効果が確認されているのは光療法という治療です。

 

できるだけたくさん太陽の光を浴びることが治療となります。

 

高緯度の寒冷地に住む人は、ときどき南の日光の輝く場所で過ごすことで症状を軽減できます。

 

 

病院で行うのは、高照度光療法です。

 

高照度光療法は、日本で時差ぼけ治療のために開発された方法で、1日の一定時間帯に、例えば2,500lx(ルクス)以上の光を1mの距離から2時間ほど照射するものです。

 

 

季節性情動障害では通常朝6時から2時間光療法を行うことで60%程度の治癒率がみられるといわれ、特に発症年齢が若く、うつの症状を繰り返す回数が多い人に有効です。

 

朝は自律神経が副交感神経から交感神経へとモードが変わるため、この時間帯に光を浴びることは睡眠の調整にはもちろん、1日を活発に過ごすためにも効果があります。

 

 

光療法は季節性情動障害だけではなく、さまざまな睡眠障害や感情障害の改善を図るのに有効です。

 

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断眠療法で季節性情動障害(季節性うつ病)の対策

 

断眠と気分安定薬リチウムの併用も有効とされます。

 

断眠療法とは、完全に徹夜させ翌晩まで眠らせない治療法です。

 

 

約40時間完全に眠らないことにより、ほとんどのうつ病患者に症状改善がみられることがわかっています。

 

ただし効果が持続しないのが欠点で、寝て起きるとまた元の状態に逆戻りしますが、完全に戻ってしまうわけではなく、断眠をきっかけに症状が改善し始めることもあります。

 

 

季節性情動障害(SAD)は症状の特徴から通常のうつ病以上に本人も周囲も病気と思いにくく、受診していない人が多いと思われます。

 

 

季節性情動障害(季節性うつ病)の治療には、太陽の光が欠かせません。

 

光を求めて低緯度の土地へ旅行しただけで、うつ状態は快方へと向かいます。

 

日本は四季の区分が明瞭であるだけに、そこに住む私たちは季節の変化に敏感に反応することになります。

 

 

男性に比べて、女性はより環境の変化に強く反応することから、季節性情動障害の発症頻度も女性が高いことがわかっています。

 

また、季節の変わり目には、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、不定愁訴を訴える人も多くなります。

 

人間は自然環境に適応しながら生きてきたのですから、精神や体調に変化を感じたときは、季節の変化といった要素も考慮する必要があります。

 

 

季節によってうつ状態などの症状が出るようなら、自然の光療法なり、精神科や心療内科を受診するなどの対応を急ぎましょう。

 

日光浴が簡便で確実な対策になります。

 

 

早朝、できれば日の出の時間帯の日光浴は副交感神経から交感神経への切り替えを促し、自律神経の調整にも有効です。

 

寝覚めの悪い人も、健康な人も、手軽な健康法として利用したいものです。

 

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