子どもに多い睡眠時随伴症

子どもに多い睡眠時随伴症

 


 

睡眠中に起こる心身機能の異常を総称して、睡眠時随伴症といいます。

 

睡眠時随伴症は、レム睡眠中に現れるものと、ノンレム睡眠中に現れるものなどに分けられます。

 

 

レム睡眠時にみられる睡眠時随伴症の代表的なものが、悪夢障害です。

 

一方、ノンレム睡眠時の睡眠時随伴症には、睡眠時驚愕障害睡眠時遊行症などがあります。

 

 

また、睡眠から覚醒への移行期に起こりやすい睡眠時随伴症として、睡眠麻痺レム睡眠行動障害があり、特殊なものとしては、睡眠関連性ミオクローヌスがあげられます。

 

 

睡眠には、レム(REM)睡眠とノンレム(NREM)睡眠があります。

 

レム睡眠は、比較的浅い眠りで、睡眠中に眼球が動く急速眼球運動がみられます。ノンレム睡眠は、急速眼球運動がみられない深い眠りです。

 

レム睡眠とノンレム睡眠は、90~100分周期で交互に現れます。したがって、8時間の睡眠をとる場合、レム睡眠とノンレム睡眠が4~5回線り返されることになります。

 

寝ぼけ、歯ぎしり、寝言、夜尿、いびきといった身近な現象も、睡眠時随伴症に含まれます。

 


 

寝ぼけ、歯ぎしり、いびき

 

寝ぼけや歯ぎしり、いびきなどは、睡眠中に誰にでも生じることのある身近な現象です。

 

しかし、医学的な見地からみると、いずれも睡眠時随伴症に分類されます。

 

 

寝ぼけ、歯ぎしり、いびきは、通常の範囲を超えると、家族や周囲の人に迷惑をかけるばかりでなく、健康にも大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

周囲の人からこれらの症状を指摘された場合は、一度医療機関を受診したほうがよいでしよう。

 

寝ぼけ

完全に目が覚めていない状態のまま、起き上がってぼんやりとしていたり、奇妙な行動をとるケースで、睡眠時遊行症に相当するものです。

 

寝ぼけはたいてい、小児期に現れます。これは、寝ぼけの起こりやすい徐波睡眠期が小児期に最も多くみられ、また、眠りからの覚醒機構の発達が未熟なことによるものと考えられます。

 

通常、寝ぼけは青年期以降になると自然に消失します。

 

歯ぎしり

睡眠中に歯をすり合わせたり、くいしばったりするケースです。

 

歯ぎしりはレム睡眠時に現れることが多く、睡眠が浅くなったり、覚醒反応が生じたりします。

 

歯ぎしりは、精神的ストレスがかかると強まるとされています。

 

歯をすり合わせたときの摩擦音は、近くで寝ている人に不快感を与えると同時に、歯の摩耗や歯周組織の損傷、あごの関節障害などを招きます。

 

いびき

睡眠中に上気道の筋肉がゆるんで、軟口蓋や舌のつけ根がのどの奥に落ち込むことによって起こります。

 

規則正しく、音がそれほど大きくなければ、さほど心配はありません。

 

しかし、音が異常に大きい、音が不規則になる、毎日激しいいびきを繰り返すといった場合は、鼻やのどの病気が疑われます。

 

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