出社拒否と社会性の欠如

出社拒否と社会性の欠如

 


 

若い人の出社拒否のケースには、面倒なこと、嫌なことを回避しようとする性格的要素が指摘され、精神的な未成熟さが問題とされています。

 

主に心身の疲労からくる中壮年層の出社拒否とは違っています。

 

 

会社という組織のなかで、自分の役割を果たし、仕事の成果を上げていくには、職場での対人関係、人とのかかわり方が重要な意味合いをもっていますが、うまくいくかどうかは、子ども時代の友人関係などで訓練をつんできたかどうかによるという説もあります。

 

 

円満な人間関係に必要なのは、小学校の中学年ごろから高校にかけて、数人の特に親しい仲間や仲間以外の同年輩同士の交友体験です。

 

 

この時期の人間関係のトレーニングを基盤にして、私たちは社会性を身につけていきます。

 

この時期に相手とのかかわり方を感覚的・体感的に身につけていないと、職場のような大人の社会では周囲との関係がぎこちないものになってしまいます。

 

 

悩みや、克服する心的作業も経験しないまま、形式的・表面的なかかわりしかもてなかった人は、すでに入社以前、出社拒否という不適応の下地をつくっていたことになります。

 


 

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現代の若者はやさしさの世代ともいわれ、傷つくことを避け、また相手を傷つけることも嫌います。

 

理由は、自己愛が強いからといわれていますが、密接な人間関係や人と深いかかわりを結ぶのを避けている傾向もあるようです。

 

 

実際、若い人たちの間では、「引きこもり」といわれる回避性人格障害が増えています。

 

回避性人格障害は、自分で引きこもってしまうため、学校へも行かないで人間関係の稀薄な状態のまま、他人と接触して嫌なめにあうことを避けるのです。

 

 

こうした引きこもりの背景には、精神的な未成熟があり、しかられたり、意見されることに強い抵抗感があります。

 

それだけでなく人とのかかわり方、距離のとり方が身についていないという問題点もあげられます。

 

 

さらにストレスへの耐性に乏しく、挫折しやすいともいえます。

 

 

 


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