出社拒否症の治療と予防

出社拒否症の治療と予防

 


 

出社拒否症の治療と対応

 

出社拒否症は、周囲の人たちには理由がわかりづらく、甘え・怠慢・逃避とみられて非難されやすいのですが、本人は多くの場合、自らの無気力、不安、自信喪失の状態に苦しんでいます。

 

 

こうした状態にある人に対して、まわりの人が、励ましたり、責めたり、無理に出社させようとするのは、かえって逆効果になります。

 

治療や対応は、それぞれ症例によって違いがありますが、早めに精神科医に相談して、ゆっくりと休養をとりましょう。

 

 

過剰適応からくる心身の疲労による出社拒否で軽い症例の場合には、思いきってしばらく仕事から遠ざかり、睡眠を十分とって休養するだけで、かなりの効果があります。

 

入院が必要とされる場合は、十分な休養をとるとともに抗うつ剤の投与や精神療法が施されます。

 

 

このほかに、本人と家族のカウンセリングが行われ、家族はバックアップ態勢をとるように勧められます。

 

家族と交わり合い、支え合うことが重要です。この過程で、仕事以外の別な自分を発見するように努めます。

 

 


 

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セロトニンとは、感情を左右する神経伝達物質です。この分泌量が減ると脳内の情報伝達がスムーズに行われなくなり、やる気や興味といったポジティブ感情を持ちにくくなります。

 

出社拒否症の予防

 

ストレス解消のためには、積極的にからだを動かしたり何かをつくったりして仕事を忘れて楽しめる時間をもち、気分転換を図ることが大切です。

 

ストレスの原因に対しても、否定的にとらえるだけでなく、多面的なとらえ方をしましょう。

 

 

例えば、コンピューターに対する不安がストレスになっている場合には、操作の技術が求められているのではなく、データを検討し活用することが求められているのだと発想を変え、皆と同じようにしなくてもよいと考えるようにします。

 

 

さらに日ごろから相談できるような人間関係をつくり、職場の人や家族とのコミュニケーションを図りましょう。

 

仕事が忙しくてストレスがたまりがちなときでも、職場の人間関係がスムーズであれば、余計な神経を使わなくてすむので、それほど疲れを感じないで頑張れるものです。

 

 

行きづまったときには一人で抱え込まないで、その問題を必ず誰かと共有し解決していける雰囲気を職場につくっていくことが大切です。

 

職場の雰囲気を明るくするためには、周囲の人のよい面をみつけ、ほめるように心がけましょう。

 

何事も相手の立場になって考えるようにします。

 

 

半面、職場の仲間だからといって情にとらわれた評価をするのは避けます。

 

客観的事実と自分の主観的な感情は区別しましょう。

 

心の病への対応

 

心の病の治療には心療内科や神経科を受診するのが最善の方法ですが、ビジネスマンの場合は、上司や同僚、部下に知られるとまずいという理由で、社内の医務室を訪れても内科的な訴えで終わってしまって、心の病の発見には至らないこともしばしばあるといわれます。

 

 

職場での心の健康維持にはソーシャルワーカー、産業カウンセラー、臨床心理士、精神科医によるケアが必要です。

 

 

会社内にそうしたバックアップ態勢が整っていれば、気軽にカウンセリングを受けることができますが、こうした態勢づくりをしている会社は大手企業に限られているのが現状です。

 

全企業内にバックアップ態勢を整えるのはなかなか困難ですが、かぜや生活習慣病(成人病)で内科を受診するときと同じように、心療内科や神経科を受診できるような環境づくりも大切といえます。

 

 

 


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