出社拒否とライフサイクル

出社拒否とライフサイクル

 


 

出社拒否症は、発症の年代もさまざまですが、症状も欠勤状態が連続したり、断続的に繰り返したりと多様です。

 

原因となる要素も、年齢により大きく異なっています。

 

 

毎年、5~6月になると、新入社員が「自分はこの会社に向かない」「自分の能力が生かせない」などの理由で、出社拒否したり転職するケースが出てきます。

 

 

入社後半年から、2~3年目ぐらいの若年層では、社会的な自己のあり方に疑問を感じたり、社内での自分の位置や役割、目標を見失いかけることによって陥る迷子タイプの出社拒否がみられます。

 

 

このタイプの出社拒否は自分の資質や性格などに合わせて会社を選んだのではなく、人がするから自分も就職した人に多いようです。

 

特に自主性のない人や、漠然としたイメージだけで具体的な仕事や研修内容を知らずに会社に入ったという人に起きやすいようです。

 

 

精神的にはモラトリアム状態にとどまっていたいという無意識的な心理が働いているといわれています。

 

また、この時期はアパシー的要素が現れたり、初めて社会に出ることによって、未熟、自己中心的、回避的といった性格傾向が、職場不適応の要因として現れてきます。

 

 

職場での30代は、独り立ちして決断を要求される責任のある立場にあり、上司や後輩との間にはさまれています。

 

業績をあげることだけでなく社内外の人間関係に疲れて「会社に行きたくない」となってしまうことも多いのです。

 

 

自分の才能や評価への新しい発見がある半面、マイナス面にも気づきます。

 

安定した生活を希望する一方で、もっと自分を生かせるふさわしい職業・職種があるのではないか、という悩みもあります。

 

こうした葛藤が、この世代の出社拒否に結びつきます。

 


 

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40代は、俗に中間管理職といわれるように、上司と部下にはさまれる世代です。

 

自分の仕事の成果ばかりではなく、職場では周囲との関係のなかで円滑に機能していくようにするための努力が要求され、若い世代への指導的役割を担う位置に立っています。

 

 

ある立場から別の立場への移行期でもあり、異動、栄転といった地位や、職種の変化もあります。

 

それに対して自信がもてなかったり、うまく適応できなかったりということから、心身に不調をきたし、出社拒否を起こすことになります。

 

 

50代以降は、積年の心身の疲れが出てきて、管理職として人間関係に悩む時期でもあります。

 

出社拒否の大きな原因としては、定年という精神的ストレスからくる、定年前仮面うつ病によるケースが多くみられます。

 

 

 


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