自分を認めてもらいたい欲求と子ども時代の喪失

自分を認めてもらいたい欲求と子ども時代の喪失

自分を認めてもらいたい欲求と子ども時代の喪失

自分を認めてもらいたい欲求と子ども時代の喪失

 

 

自分を認めてもらいたい欲求と子ども時代の喪失

 

アダルトチルドレンがアルコール依存症の親のもとで育った子どもとみなされていたころ、アメリカのある研究者はその特徴として、孤独感、自己非難、失敗することへの恐怖、認められたい欲求、管理支配したい欲求、頑固さ、一貫性のなさの7項目をあげています。

 

 

なかでも最も注目すべきなのは、「認められたい欲求」です。子どもにとって大切なことは、親からあるがままの自分を認められることだといわれます。

 

認められたことで自分は親から必要とされているという確信をもち、「私は(何かを)できる」という意欲を抱きます。

 

 

逆に自分は親から認められていないと思う人は、自己評価や自尊心が確立されないまま、極端な場合には生きる力さえなくしてしまうといわれます。

 

 

親から認められている人は、他人のことも認めます。逆に自分が人に受け入れられていると思えない人は、人を受け入れて共感することができないため、他人と親密になるのが困難で、他人とバランスのよい関係をつくりにくくなります。

 

 

認めてもらいたい、受け入れてもらいたいと望みながら、親から認められるどころか、心的外傷を受けたまま成長したアダルトチルドレンは、自分で自分を認めることができません。

 

親に自分を認めてもらうにはどうしたらよいか、何をしたら認めてもらえるだろうか、常にそれだけを考え行動するような子ども時代を過ごします。

 

その結果、多くの場合、従順すぎるほどよい子を演じることになりがちです。

 


 

子ども時代の喪失

 

よい子を演じるというのは、親にとって都合のよい子を演じるということで、他人がほめ言葉として使う「よい子」とは意味が違います。

 

1995年、アメリカのビル・クリントン大統領が、雑誌のインタビューのなかで、自らアダルトチルドレンであることを告白しました。

 

 

幼少期の大統領はアルコール依存症の義父からの暴力を受けながら、母やきょうだいたちをかばい続けて育ったと語っています。

 

大統領はアルコール依存症の義父に激しく反抗するようなタイプではなく、典型的な総領息子の役割を果たし、「子どもでありながら大人」としてふるまっていたようです。

 

「17歳のとき、もう40歳になったような気分だった」と、友人に語っています。

 

 


 

 

アダルトチルドレンの特徴の一つには子ども時代の喪失ということがあるようです。

 

子どもの時期には子どもとしてやっておくべきことがあるのに、できないままに子ども時代を過ごした場合、ある種の成長が妨げられ、偏った成長を遂げることは確かです。

 

 

親に保護されたいという子どもの依存心が満たされず十分に親に甘えることができなかった人は、発達のある段階にとどまって、次のステップである自立に進むことができません。

 

年齢的に成人しても精神面では心のなかの子どもを引きずってしまいます。しかも、その偏りは、なかなか自覚されにくいようです。

 

 

本人が気づいていなくても、子ども時代に自分の主張や感情を押し殺して生きるという癖を身につけてきた偏りは、一般的にその後も生き方の偏りとなって続きます。

 

 

男性の場合は趣味も楽しみももたず、家庭も顧みない仕事中毒・仕事依存症(ワーカホリック)になりがちです。

 

女性の場合には夫を顧みないで子育てに熱中し、子どもにとっては拘束ともいえる母子密着ぶりを示す傾向がみられます。

 

 

没頭し熱中する対象がアルコールや薬物ではないため異常とは受けとめられませんが、仕事や子どもにのみ関心が集中し自分を省みないという点では嗜癖ととらえられ、共依存にあてはまります。

 


 

 

 

あなたにおすすめ
トップへ戻る