アダルトチルドレンを告白したクリントン大統領

アダルトチルドレンを告白したクリントン大統領

 

 

1995年、アメリカのビル・クリントン大統領は、女性誌『グッド・ハウスキーピング』のインタビューで、自らアダルトチルドレンであることを告白しました。

 

大統領はそのインタビューのなかで、アルコール依存症の義父が暴力をふるうなかで育った悪影響を語っています。

 

 

そこからは、家族を支えるしっかり者の役割を演じ続けた一人のアダルトチルドレンの姿が浮かび上がってきます。

 

 

ビル・クリントン大統領の父親のブライトン氏は、ビルが母親の胎内にいるとき事故死しており、母親はビルを連れて再婚しました。

 

義父のクリントン氏はアルコール依存症で、家族に暴力をふるうことが多かったといいます。

 

 

家族にトラブルが起きると、ビルは母親だけではなく、弟や妹たちをかばって、一家の混乱をとりなす役に奔走しました。

 

暴力を受けながらも、母親は結婚生活を続けていました。大統領はその理由をこう説明しています。

 

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「母は古い学校教育を受けていた。自分が離れれば夫がだめになってしまうかもしれない。

 

一方、一緒にいればいつか自分がしたことや、どんな人間であるのか、正面からみつめる機会があるかもしれない。耐えて一緒にいれば、私や弟たちにとって事態は好転すると母は信じていた」。

 

 

アルコール依存症の夫であり義父である人がいるという逆境で、ビルと母との密接な関係は鉄の絆となっていました。

 

母親が書き残した言葉に「ビルは家族のなかで、父であり兄であり、そして息子だった」とあります。

 

 

ビルは自らの心の傷をみつめて、「私は家族の暴力と機能不全のなかで育ち、交際が苦手な孤独感の強い人間になった。

 

しかし私は今、自分自身の心のなかでこれまでの人生を整理し、これからの人生をつくっていかなければならない」と語っています。

 

クリントンは、自分がアダルトチルドレンであると自覚し、明言して、当選した初めての大統領です。

 

 

 

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