アルコールによる三つの精神障害

アルコールによる三つの精神障害

 

 

酒は民族固有の文化であるといわれ、世界にはたくさんの種類のアルコール飲料があります。

 

したがってアルコール飲料の乱用による心身の病気には、それぞれの国の社会背景や、民族の肉体的な特質が反映されています。

 

 

戦乱や社会体制転換後の社会では、アルコール乱用の風潮が蔓延することが知られています。

 

また、ハードリカー(強い酒)文化圏の欧米人に比べて、日本など東アジアの民族はアルコール分解酵素が少ないという特徴があります。

 

こうした点が各国の酒害事情を少しずつ異なったものにしています。

 

アルコール飲料の乱用によるさまざまな障害をアルコール症といいます。

 

精神障害を「アルコール精神疾患」と総称し、急性アルコール中毒、アルコール精神病、アルコール依存症の三つに分けています。

 

 

このうちアルコール精神病には振戦せん妄、アルコール性幻覚症、アルコール性認知症、アルコール性てんかん様けいれん発作、アルコール性コルサコフ精神病、アルコール性嫉妬妄想などがあります。

 

関連せん妄

 

このうち、最も多いといわれる振戦せん妄では、断酒後2~3日すると、手足や頭部のふるえと同時に、壁や天井に小動物を幻視するなどの特徴があり、10年を超える飲酒歴の中年男性に多いといわれています。

 

 

これらの精神病はアルコール依存兆候が中核症状として重く存在していたり、アルコール依存が基盤となってさらに重い心の病気になってしまったもので、精神科で専門的な治療が必要になり、ときには入院したほうがよい場合もあります。

 


 

 

 

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