自分の体質を知るアーユルヴェーダ診断

 

自分の体質を知るアーユルヴェーダ診断

ドーシャのバランスを左右する重要な要素が、プラクリティ(体質)です。

 

体質は受精時に定められたドーシャのバランスによって決まり、生まれつき優勢なドーシャがその人の体質となります。

 

健康を保つには、まず自分の体質を知り、体質に合わせてドーシャバランスを整える必要があります。

 

 

ヴァータ体質

 

ヴァータ体質の人は、身長が低いか、背丈があってもやせており、鷲鼻で目が小さい傾向があります。

 

皮膚は冷たく乾燥気味で、髪もパサついています。歯並びが悪く、歯の大きさも不ぞろいになりがちです。

 

ヴァータがバランスを保っているときは、からだが敏捷(びんしょう)で傷の治りが早いなどの利点がありますが、バランスが崩れると便秘をしやすく、手足が乾燥して冷たくなったりします。また、腰痛や頭痛が起きたり、不眠に陥ります。

 

心の面でバランスがとれているときは快活で順応性が高く、理解力に富んでいますが、バランスを崩すと衝動的になり、心配性や、忘れっぽさが現れます。

 

ピッタ体質

 

ピッタ体質の人は、中肉中背でスタイルがよく、目つきの鋭さが目立ちます。

 

皮膚は温かくて柔らかく、髪の毛もなめらかです。寒さに強い半面、暑さに弱く汗をかきやすい特徴があります。

 

ピッタのバランスがとれているときは、快食快便で健康な肌をしていますが、アンバランスになると異常に汗をかき、皮膚に湿疹やじんましんなどが出やすくなります。口臭や体臭が強く現れ、脱毛や白髪が目立ってきます。

 

精神的な面では、情熱的なうえに知的で機転がきき、集中力もあるため、リーダーに向いた性格といえます。

 

ピッタのバランスが崩れると、短気で怒りっぽくなり、敵をつくって衝突を起こしやすい傾向がみられます。

 

カパ体質

 

カパ体質の人は体格がよく、肉体労働や運動に適しています。目が大きく、歯並びが整っており、皮膚は色白でしっとりとなめらかで、髪の毛も黒くつややかです。

 

カパのバランスがよいときは、体力や持久力に優れ、どこでもぐっすり眠れるという長所がありますが、いったんバランスが崩れると、からだのだるさや眠気に悩まされます。

 

痰や鼻水が多く、アレルギー性の鼻炎、鼻づまりになりやすい傾向もあります。

 

心の特徴としては、献身的で慈愛に満ち、落ち着いて辛抱強く物事にあたります。ところが、一度バランスが崩れてしまうと、物事に執着する半面、思考がにぶって行動が大ざっぱになり、無気力に陥ることもあります。

 

複合体質

 

実際には単一のドーシャで体質が成り立っている人は少なく、二つのドーシャが複合していて、どちらもバランスを崩しやすいケースがほとんどです。

 

二つのドーシャの長所と短所が表れ、相互に強調しあったり、カバーしたりします。また、まれに三つのドーシャを同じ割合で備えた人もいます。

 

 

三つのドーシャの性質(ヴァータ、ピッタ、カパ)

 

人間は、生命の維持に必須の三つのエネルギーであるトリドーシャを体内にもっているとされます。

 

風のエネルギーであるヴァータ火のエネルギーのピッタ水のエネルギーのカパの三つで、それぞれ異なった構成元素と属性をもち、独自の働きをします。

 

自分の体質を知るアーユルヴェーダ診断(ヴァータ・ピッタ・カパ・複合)

 

からだのドーシャ 構成五大元素 性質 作用

ヴァータ
風のエネルギー
運動エネルギー

 

風、空

 

軽、動、冷、速、乾燥

異化作用
運動、運般、伝達

ピッタ
火にエネルギー
変換エネルギー

 

火、水

 

熱、鋭、軽、液、微油

 

代謝、消化作用

カパ
水のエネルギー
結合エネルギー

 

水、地

 

重、冷、遅、油、安定

構造の維持
体力、免疫力、同化作用

 

 

アーユルヴェーダの基本となるトリドーシャとは?

 

からだを動かす三つのエネルギー

 

アーユルヴェーダの基本となるのは、トリ・ドーシャ説とよばれる理論です。

 

トリは3、ドーシャはエネルギーのことで、ヴァータ(風)ピッタ(火)カパ(水)の三つのエネルギーがからだを調節していると考えます。

 

 

ヴァータ、ピッタ、カパの性質

 

ヴァータは、運動のエネルギーで循環器系や神経系に関与し、物質の運搬、情報の伝達、物質を分解する異化作用などを調節します。

 

ピッタは、変換のエネルギーであり、消化や代謝などの働きをコントロールしています。

 

カパは、結合のエネルギーとしてからだの構造を維持し、体力や免疫力のほか、組織や細胞をつくる同化作用などの制御を行っています。

 

三つのドーシャは、体内の一定の場所を循環します。ヴァータは主にへそから下、ピッタはみずおちからへそ、カパは頭からみずおちのあたりをめぐっているとされます。

 

 

ドーシャのアンバランス

 

アーユルヴェーダでは、三つのドーシャが体内でバランスを保っている状態が健康で、バランスが崩れてどれかが過剰になる状態を病気と考えます。

 

ヴァータが過剰になると、心臓病や動脈硬化、高血圧といった循環器系の病気や、神経痛、腰痛など神経系の病気を引き起こします。

 

ピッタが多すぎると、消化する力が衰え、胃潰瘍、肝臓病、そのほかの消化器系の病気や、じんましん、湿疹などの皮膚の病気にかかりやすくなります。

 

カパが過剰になると、気管支炎、肺炎などの呼吸器系の病気になりやすいといわれます。

 

 

心のエネルギーであるトリグナ

 

心の状態を左右するエネルギーがグナです。グナには、サットヴァ(純粋性)、ラジャス(動性)、タマス(惰性)の三つの性質があり、総称してトリ・グナとよんでいます。

 

グナのバランスが崩れると心が乱れ、健康を害することにつながります。

 

ラジャスが増加すると、活動的になりすぎたり、いらいらしたり怒りっぽくなったりします。

 

タマスが過剰になると、怠惰になり、やる気や集中力が失われます。

 

 

サットヴァは、愛情とやさしさ、正しい知性などをもたらします。サットヴァが増えると、ほかの二つのグナとは異なり、からだのドーシャのアンバランスを是正するように働きます。

 

 

ドーシャバランスに影響する要因

 

ドーシャのバランスに影響する要素としては、その人の体質だけでなく、時間や住む場所、生活の仕方、天体の運行などもあげられます。

 

時間の要素は、年齢、季節、1日のうちの時間帯によって変化します。

 

年齢では、幼少期から30歳ぐらいまでの青年期はカパ、60歳ぐらいまでの壮年期はピッタ、60歳以降の老年期はヴァータが増えやすいとされています。

 

季節では、春はカパ夏はピッタ秋と冬はヴァータが強く出ます。

 

1日のうちでは、午前、午後いずれも6~10時までがカパ、10~2時までがピッタ、2~6時までがヴァータが優勢になる時間帯です。

 

このため、時間帯を考慮に入れて食事や睡眠をとったり、年齢や季節ごとに生活習慣を変えたりして、体質改善をし健康状態を維持します。

 

そのほか、住む場所が熱帯か寒帯か温帯か、湿潤な地域か乾燥したところかといった環境条件によってもドーシャに変化が起きます。

 

太陽や月などの天体の動きもドーシャバランスに影響を与えると考えられています。

 


 

 

 

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