誰もが経験する育児ストレス

誰もが経験する育児ストレス

誰もが経験する育児ストレス

 

 

「乳含ます事にのみ我春ぞいく」-これは大正から昭和を生きた女性俳人、竹下しづの女の旬です。

 

自分の生活が、子育て一色に塗りつぶされていく焦りやむなしさをうたった秀句といえます。

 

 

「子育ては楽しいもの」 「子どもを産み育てることが女の幸せ」 という社会常識が大手をふっていたころに、子育てに疲れた思いを吐露した句を次々に発表した竹下しづは、かなり客観的に自分の人生を見つめることができる人だったといえます。

 

 

子育ては大変な作業です。

 

出産直後、体力が回復するかしないかのうちに昼も夜もなく数時間おきの授乳やおむつ替えに追われ、やがて始まる夜泣き、離乳の問題など、本当に「自分の子どもでなくてはとてもつとまらない」労働がえんえんと続きます。

 

 

ある調査では 「育児がつらい」 「赤ちゃんがかわいく思えない」 「気分が落ち込んで子どもに当たってしまう」 と回答したお母さんが子育て経験者の約7割を占めていました。

 

子育ての大変さを考えれば、これは無理もない自然な反応といえるのです。

 

 

問題は、そんな自分を「母親失格」と決めつけ、自己嫌悪におちいってしまうことです。

 

これは、お母さん自身が 「子育ては母親の義務」 「子どもを産み育てることこそ女の幸せ」 という社会通念にしばられているために感じる罪悪感なのです。

 

 

まずこの呪縛から解放されなくては、育児ストレスをうまく解消することはできません。

 

ストレスの元凶は子どもではなく、お母さんとその周囲の環境なのです。

 

 

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不眠は育児ストレスを増幅する

 

「泣く子と地頭には勝てない」という古い言葉があります。

 

刃向かってもダメ、説得も効かない、いくら理不尽でも相手のいうことを聞くしかない、というあきらめの入った言葉です。

 

 

お母さんが育児で一番ストレスと感じるのが、この「泣く子」です。

 

ある調査で、どんなときに子育てを「つらい」と感じたかという質問に対し、一番多かった回答が「夜泣き」、次に「理由もなく泣き続ける」でした。

 

 

子どもの泣き声は何かをしてもらおうと訴えるサインですから、母親の神経を活性化させる周波数を持っています。

 

それだけに、ちょっと神経質なお母さんは泣き声に必要以上に反応してしまうのです。

 

 

なかでも、夜泣きは睡眠不足という最悪のストレス増強因子をともないます。

 

さらに悪いことに、泣き声や疲れでイライラしてくると、今度は眠ろうとしても眠れなくなってしまいます。

 

 

眠れない状況が続くと、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積して、ノイローゼやうつ病といった症状の引き金となってしまうのです。

 

 

 

 

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