子どもの発達段階に応じたメンタルケア・メンタルヘルス

子どものメンタルヘルス
(※画像はイメージです。)

 

 

子どもの発達段階と発達課題

 

人間が子どもから大人へと成長していく過程では、肉体的・精神的発達の各段階の要所要所で、生きていくために必要な知識や生活習慣を身につけていきます。

 

 

なかでも幼児期の性格や行動は、「三つ子の魂百までも」といわれるように、将来を決める重要な時期です。

 

子どもが発達の段階をスムーズに移行できるように、親が手助けをしてあげることが大切になってきます。

 

 

子どもの発達段階にはいくつかの区分があり、児童期を三つに分けています。

  • 第1段階(乳児期:1歳ごろまで)
  • 第2段階(幼児期:1歳ごろから6歳)
  • 第3段階(学童期:6歳から思春期)

 

また、子どもの発達段階には、各段階に応じた発達課題があります。

 

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第1段階や第2段階では、まず睡眠と食事の生理的リズムをつくり、固形食を摂取することを覚えます。

 

そして話すことや家族との情緒的な結びつきを深め、排便・排尿、歩行、正・不正の区別、性の違いなどを学習します。

 

 

第3段階では、ゲームなど遊びに必要な技能を学び、積極的に仲間と交わることで自分という概念をつくりあげていきます。

 

基本的な読み書きや計算などの技能が発達するのもこのころです。

 

 

10歳ころには、第二次反抗期といわれるような、親への批判や反抗が目立つようになります。

 

行動範囲も広がり、男女の性の役割や価値観・道徳観、良心といった社会の基準を身につけ、個人として独立していきます。

 

 

子どもが各発達段階においてさまざまな課題をこなしていくのは、簡単なことではありません。

 

いろいろな困難や障害にぶつかり、発達の各段階をうまく移行できない子どももいます。

 

そのとき保護者が対応を誤ると、子どもに心理的な負担や傷を負わせてしまい、心身症になることがあります。

 

 

子どもが心身ともにすこやかに育つためには、子どもの発達段階に応じたメンタルケア、しつけや養育、母親の愛情、父親の育児へのかかわり方、遊び、生活習慣など、子どもを取り囲む生活環境が整っていることが大切です。

 

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家族が原因に気づくことがメンタルケアの第一歩

 

原因も症状もさまざまで、同じ病名でも子どもによって症状が異なり、治療法も違ってきます。

 

病気を根本的に治していくために、医師は発症のメカニズムをあらゆる角度から検討し、家族が解決の糸口を見いだす手助けをします。

 

家族が原因に気づくことがメンタルケアのスタートとなります。

 

 

小児心身症の治療では、身体病と違って、薬物療法は補助的な立場になります。

 

治療法として入院療法を提示されることがありますが、一時的であれ親子が離れることによって、原因究明の促進が期待されます。

 

対応は早いほどよく、かかりつけの小児科医、児童精神科医などに相談しましょう。

 

 

メンタルヘルスには、大人も子どもも、人間関係が大きく影響します。

 

身近な人との間に愛情と信頼関係がしっかりしていれば、精神的に安定した状態でいることができ、困難に出合っても乗り越えていけるものです。

 

人間関係が不安定だったり、孤立していると、心の健康のバランスは崩れやすくなります。

 

子どものメンタルヘルスには養育者、特に母親の心の健康状態が大きく影響します。家族で母親を支援していくことが重要です。

 

 

 

 

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