離人症

目次

  • 離人症とは
  • 離人症の人は、頭ではわかるが実感ができない
  • さまざまな病気と離人症
  • 青年期に体験しやすい離人症
  • 離人症は治りにくい
  • 「私って何?」に答える

 

離人症の人は、まわりの人や物が平面的に見えたり、自分が自分でないような感覚にとらわれます。

 

健康な人でも、過労などによって離人症に陥ることがあります。

 

自分の存在が感じられなかったり、自分と他者との間にべールがあるように感じるなど、実感の消失に悩みます。

 

離人症記事一覧

離人症とは

(※画像はイメージです。)「自分の存在が実感できない」 「周囲の人や植物などが生きていると感じない」 「自分の手足が自分のものと感じられない」など、自分の心と、からだや外部との関係に現実感を喪失した状態を、離人症、または離人症状といいます。離人症は、心(精神)と肉体とが一致しなくなった状態と言い換えることもできます。つまり、「私」と、「私のからだ」がうまくつながらなくなっているのです。精神科医は、...

離人症の人は、頭ではわかるが実感ができない

離人症の人は、自分が自分であり、今、物事を考えたり、行動しているのが自分である事実を、頭ではわかっています。しかし、「物が置いてあれば、そこに物があることはわかるし、人がいたり、植物があればそうした事実はわかるが、その現実を実感することができない」と訴えます。例えばテーブルと椅子があっても、そこにテーブルと椅子があることは理解できますが、「そこにあるという感じがしない」と言うのです。また、目の前を...

離人症と関係の深い主な病気と、その特徴

離人症は、独立して現れるよりも、ほかの精神疾患や、からだの病気、大きなけがに伴う症状として出てくるケースが多いといわれています。また、離人症から、ほかの精神疾患に発展することもあります。離人症と関係の深い主な病気と、その特徴は次のとおりです。統合失調症統合失調症の初期症状として離人症が現れることはよく知られています。統合失調症の症状としての離人症と、単なる離人症は、最初はまったく区別がつかないので...

青年期に体験しやすい離人症

離人症のような症状は、健康な人でも体験することがあります。一説には、成人の半分以上が一過性の離人症を一度は体験しているともいわれ、過労のときや、まったく未知の土地へ旅をしたときなどに同様の症状がみられます。年代別では、離人症になりやすいのは、10~20代の思春期から青年期にかけてだといわれています。この時期は、「自我の発見期」とか「自我の覚醒期」とよばれるように、「自分とは何か」を強烈に意識し始め...

離人症は治りにくい

離人症は、いったん症状が定着してしまうと、なかなか治りにくいといわれています。不安障害やうつ病のように薬物治療の効果もあまりありません。カウンセリングで医師のアドバイスを受けながら、実感できた瞬間を思い出したりするうちに回復に向かうこともありますが、多くは回復に時間がかかるか、症状がある状態を受け入れて生活していくことになるといわれています。ただ、離人症の場合、自分に何が起こったのかがわかるだけで...

「自分とは何か?」「私って何?」に答える

自分らしさ、自分に対する意識、自分の心などと訳される自我は、ふだんはあまり意識されないものです。自己紹介などで「自分はこういう者です」というときに、名前や職業、趣味などを言葉にすることはありますが、自分がどういう人間であるかまで言及する機会はあまりありません。ところが、自分がこれまでもっていた価値観が崩壊するような出来事を体験したり、強烈に自分というものを意識する年代にさしかかったときなどに、「自...

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