離人症とは

離人症とは
(※画像はイメージです。)

 

 

「自分の存在が実感できない」 「周囲の人や植物などが生きていると感じない」 「自分の手足が自分のものと感じられない」

 

など、自分の心と、からだや外部との関係に現実感を喪失した状態を、離人症、または離人症状といいます。

 

 

離人症は、心(精神)と肉体とが一致しなくなった状態と言い換えることもできます。

 

つまり、「私」と、「私のからだ」がうまくつながらなくなっているのです。

 

 

精神科医は、こうした状態を「自我の実在機能が減退していることを自我が自覚している感情状態」あるいは「自己、外界、身体に関する独特の変化感、疎隔感、非現実感、生命実在感の喪失感」などと表現しています。

 

 

離人症の状態は、一般的には理解されにくいといわれています。

 

本人にも周囲の人にも症状がつかみにくいために、単に、哲学的なこむずかしいことを言う、変わった人間のようにとらえられてしまうケースも多いようです。

 

 

しかし、離人症にみられるような、現実を実感できなくなる感覚である離人感は、健康な人でも、ひどく疲れたときなどに体験することがあります。

 

例えば、激しい運動をした後や、仕事で徹夜が続いたときなどに、ベッドに横になってまわりをみわたすと、なじんでいるはずの部屋の中の物がまったく知らない物に感じたりするのも、離人感の一種です。

 

 

 

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