老年期の心の病気

老年期の心の病気

 

 

老年精神医学の必要性

 

ライフサイクルからいえば、老年期は、だいたい65歳以降の人生を指します。

 

日本は世界一の長寿国となり、さらに高齢化が進めば、老年期のスタート年齢はもっと引き上げて考えられるようになるかもしれません。

 

 

老年期は人生最後のライフステージであり、成熟・達成の時期です。

 

同時に、心身両面が老化する時期であることも否定できない事実です。

 

 

もちろん個人差はみられますが、からだの機能は次第に低下してきて、さまざまな病気を招きやすくなります。

 

予備能力、免疫力といったからだの機能の低下が目立ちますが、心理面での変化、つまり精神的な老化も見逃すことはできません。

 


 

 

精神的な老化は、「成熟期を過ぎた人の精神面に、加齢によって起こる必然的な、避けて通ることのできない変化」ということができます。

 

加齢が精神面に大きな影響を及ぼすことは明らかです。

 

加齢に伴い、ストレスに対する耐性が弱まってきて、ちょっとしたことがきっかけで精神のバランスが崩れてしまうものです。

 

 

老年期の主なストレス要因としては、退職による経済的基盤の喪失、社会的評価や地位の失墜、それらに伴う自信の喪失、身体的な病気、配偶者や同年代の友人の死などがあげられます。

 

それまでの人生との落差が大きいので、さまざまな不適応を起こす可能性が高くなるのです。

 

 

高齢化社会を迎え、高齢者が心身の健康を保ち、豊かな老後を送ることができるように、特に老年期の精神面をケアする老年精神医学は、ますます重要になっています。

 


 

 

 

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