心気症

目次

  • 心気症とは
  • 心気症のタイプと症状、発症のきっかけ
  • 心気症の原因と背景
  • 心気症の診断
  • 心気症の治療と家族、周囲の人たちにできるケア

 

デメカル

 

心気症は、経済的・社会的基盤を失ったり、心身の衰えが顕著になる初老期や老年期に起こることが多いものです。また、プライドが高かったり、まじめで几帳面な人も陥りやすいとされています。

 

からだのちょっとした変調や異常にとらわれて、重い病気なのではないかという過剰な不安やおそれを抱くケースです。

 

 

心気症記事一覧

心気症とは

心気症は、からだのちょっとした変調を気にして、そのことばかりを考えるようになり、何か重大な病気ではないかと極度におそれたり、不安を抱くようになるケースをいいます。気になるからだの変調とは、頭痛、肩こり、目の疲れ、疲労感、下痢、便秘、動悸、不眠、発汗、軽い痛み、だるさ、注意力の散漫など、実にさまざまです。このような症状は、誰でも日常的に経験しているものですが、それを何か重い病気の証拠であると勝手に思...

心気症の四つのタイプと症状、発症のきっかけ

心気症は、疾病固執型(心気障害)、多訴型(身体化障害)、自律神経症状型(身体表現性自律神経機能不全)、疼痛型(持続性身体表現性疼痛障害)の四つのタイプに大別されます。疾病固執型疾病固執型は、からだの小さな不調を「癌なのではないか」「アルツハイマー型認知症に違いない」といったように、治療の難しい病気にかかっていると思い込むケースで、四つのなかでは最も典型的な症状を示すタイプといえます。多訴型多訴型は...

心気症の原因と背景 年齢や性格、生活上での出来事などが絡み合って起こる

心気症は、年代的にみると初老期あるいは老年期に陥りやすいとされています。特に老年期は心気的傾向が強まり、病気が長期化することも多いものです。初老期は、体力や気力の衰えを感じ始め、また定年退職などによって社会的基盤が変化する時期です。近親者の病気や死に直面することが増え、自分自身もまた健康上の不安を抱きやすくなります。女性の場合、更年期を迎えて自律神経系のアンバランスが生じたり、生理的にも心理的にも...

心気症の診断チェック

心気症の診断は、DSM-Ⅳに基づいて行われることが多くなっています。診断の決め手になる要素としては、からだの不調に対して過敏である、症状に著しくとらわれているといった点があげられます。重大な病気ではないかというおそれをもっていたり、からだの不調や病気への不安を周囲の人に執拗に告げることも重要なポイントになります。このような症状が6か月以上の長期にわたって継続していて、ほかの精神疾患や脳の器質性疾患...

心気症の治療と家族、周囲の人たちにできるケア

心気症の治療では、主に精神療法が行われます。本人が述べる症状の背景に隠されている病気に対する不安やおそれをくみとり、こだわっている病気ではないことをはっきりと示し、健康であるという自信をとり戻させることが重要になります。必要に応じて、抗不安薬、交感神経β-遮断薬、睡眠導入薬などによる薬物療法が併用されます。また、身体的な診察や検査を十分に行い、少しでも異常が発見されたときは、その治療も始めます。精...

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