劣等感(劣等コンプレックス)とは

劣等感(劣等コンプレックス)

 

 

誰にでもある劣等感

 

自分が他人よりも劣っていると自覚することは、人生のさまざまな局面で誰しも経験するものです。

 

他人よりも劣っているという意識や感情は、一時的なものとして忘れ去られてしまうこともあれば、深層心理のなかにずっと潜伏し続ける場合もあります。

 

 

子どもから大人へと成長していくなかで、最も強く劣等感を意識し増幅させる時期は、学園生活を中心とした思春期です。

 

競争原理を背景にした学力検定、思春期に芽生える恋愛感情など、幼少年時代とは違った環境のなかで、他者と比較した自分の個性をより敏感に意識するようになります。

 

 

この時期に、自分は愛されていない、自分には価値がないといった否定的な自己イメージが強すぎると、次第に対人関係に不安を感じ、人とかかわることを回避しようとする傾向が生まれます。

 

自分は社会生活に適応できない、一つも優れた点がない、ほかの人よりも劣っているといった思い込みが強くなり、好かれているという確信がもてないと対人関係が結べなくなってしまうのです。

 


 

人と接することの多い職業につくことも避けるようになります。

 

恥をかかされる、批判されるといったことに敏感になりすぎ、たとえ親密な関係であってもその人に対して遠慮がちになります。

 

危険を冒すことや新しい活動に取り組むことにも異常なほど引っ込み思案になります。

 

 

いったん心に焼きついた否定的な自己イメージは、意思の力で簡単にどうにかできるものではありません。

 

他人と自分を比較したり、批判によって傷つくことをおそれ、どうしても人とかかわることから逃げ出そうとしてしまいがちになります。

 

 

また、何事にも強気で臨んでいるような人のなかにも、心の奥底に劣等感(劣等コンプレックス)が潜んでいることがあります。

 

一見積極的にみえる行為も、無意識のうちに自信のなさを隠そうとしているにすぎず、傷つくことを避けようとしているだけということもよくあります。

 

 

他人と比較せずに、あるがままの自分を自分自身が受け入れるのは、とても難しいことなのです。

 


 

 

 

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