無気力症候群

目次

  • 学業や仕事への意欲を失う無気力症候群
  • 無気力症候群の症状、経過や重症度、現れ方
  • 無気力症候群の特徴 本業からの選択退却
  • 無気力症候群の原因に社会的背景が大きく関与
  • 優劣にこだわる性格が無気力に影響
  • 無気力症候群を克服するためには
  • 無気力症候群の改善には周囲の理解と協力が不可欠

 

高学歴・管理社会に生まれた、青年期特有の精神現象です。

 

無気力・無関心・無感動から無為の状態をきたす症候群で、大学生を中心に増加しています。

 

 

無気力症候群:関連カテゴリー

やる気 五月病 登校拒否 出社拒否 集中力

無気力症候群|無気力・無関心から無為な状態に陥る状態記事一覧

学業や仕事への意欲を失う無気力症候群

無気力症候群(アパシー・シンドローム)とは、主に若年層にみられる、無気力・無関心から無為な状態に陥るケースを指すものです。ある時期を境に学業や仕事への興味や意欲を喪失し、登校拒否や出社拒否など、実社会に背を向けて非生産的な生活を続ける状態のことです。アパシーとは、無気力、無感動、無関心といった意味をもつ言葉で、1961年にアメリカの精神科医ウォルターズが、当時の大学生にみられた特有の無為状態のこと...

無気力症候群の症状、経過や重症度、現れ方

無気力症候群(アパシー・シンドローム)は、症状の経過や重症度、現れ方など、着目する点によっていくつかに分類して考えることができます。経過による分類①一過性アパシー一過性に現れて、数か月から1年ほどで回復するアパシーです。増加の傾向があり、中高生にも広がっています。②慢性アパシー1年以上続く慢性のアパシー状態です。程度による分類(重症度による分類)①軽度アパシー学校や職場には行かなくなったものの、外...

無気力症候群の特徴 本業からの選択退却

無気力症候群(アパシー・シンドローム)の症状の現れ方はさまざまですが、いくつかの共通した特徴をあげることができます。一つは、無気力、無関心が生活全般に及ぶのではなく、その人の生活の中核をなす本業の部分に限定される傾向があるということです。例えば、大学生であれば学業への関心をなくすため、当然、勉強に身が入らなくなります。授業にも出席しなくなって、試験も受けず、結果として留年を繰り返します。また、会社...

無気力症候群の原因に社会的背景が大きく関与

無気力症候群の原因には、社会環境や価値観のあり方など、社会的要因も大きく影響しています。その一つは、受験体制の激化です。高度経済成長の時代には、社会の競争原理が教育現場にももち込まれました。それ以来、有名大学を出て有名企業に就職することを重視する傾向がみられます。小学生のころから親の方針で受験勉強中心の生活を余儀なくされている子どももいます。特に都市部では塾通いに明け暮れ、遊びや趣味や恋愛の世界に...

優劣にこだわる性格が無気力に影響

授業に出席しない、仕事をしない、何もやる気が出ないといった、甘え(怠惰)にしか思われない行動とは裏腹に、無気力症候群の人はもともとまじめで几帳面で、成績も優秀であることが多いものです。ところが学業上の、あるいは仕事上の優劣に対する過敏さや強迫的傾向などによって、急速に本業への意欲を失っていきます。アパシー(無気力)に陥った人の生活歴をさかのぼってみると、まじめさや几帳面さをもつと同時に、完全主義的...

無気力症候群を改善・克服|カウンセリング・精神療法を中心に治療

無気力症候群(アパシー・シンドローム)を改善・克服するためには、カウンセリングや精神療法を中心にした治療・援助が必要です。スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の学生に対するカウンセリングは、主に大学の保健管理センターや学生相談室のカウンセラーや精神科医によって行われます。サラリーマン・アパシーの場合は、会社の産業カウンセラーに相談したり、精神神経科や心療内科を受診するとよいでしょう。関連...

無気力症候群の改善には周囲の理解と協力が不可欠

無気力症候群(アパシー・シンドローム)の人に対しては、専門家による治療とともに、家族や友人など周囲の協力が必要です。スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の人にとっては、特に親の役割が重要となります。子どもの問題に対し母親だけが孤軍奮闘して、父親はまったく無関心であるなど、家族にまとまりのないケースがよくみられます。しかし、それではいくら治療が行われても、なかなか無気力症候群の症状が改善さ...

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