無気力症候群の改善

無気力症候群の改善には周囲の理解と協力が不可欠

無気力症候群の改善には周囲の理解と協力が不可欠

 

 

無気力症候群(アパシー・シンドローム)の人に対しては、専門家による治療とともに、家族や友人など周囲の協力が必要です。

 

スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の人にとっては、特に親の役割が重要となります。

 

子どもの問題に対し母親だけが孤軍奮闘して、父親はまったく無関心であるなど、家族にまとまりのないケースがよくみられます。

 

 

しかし、それではいくら治療が行われても、なかなか無気力症候群の症状が改善されません。

 

家族が協力し合い、辛抱強く子どもの現実にかかわっていくことが大切です。ただし、べったりと一緒にいたり、復学を迫って本人にプレッシャーを与えるのは逆効果です。

 

 

現状に動じることなく、根比べをするつもりで見守りましょう。

 

子どもとの間に適当な距離感ができると、家族の緊迫感も解け、本人に自己を見つめ直す精神的余裕が生じてきます。

 

 

スポンサーリンク


 

社会全体の援助体制が必要

 

都会の大学の一部の留年学生だけにみられたアパシー現象は、その後、全国の大学にも認められるようになり、現在では会社員も含めた青年層全体に広がってきています。

 

スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)においては、授業だけに限らず、サークル活動やアルバイトなど学生生活全般に及ぶ退却が起こり、引きこもりの生活を送る重症のケースが増加しています。

 

 

学生をとりまく社会環境がますます複雑化し、今後も無気力症候群を発症する人は増えていくと予想されます。

 

現在、大学では保健管理センターや学生相談室を中心に援助活動が行われています。しかし、専任のスタッフが少ないことや、支援理論に偏りがあるなどの問題もあり、十分に機能していないのが現状です。

 

 

社会全体が、無気力症候群に対する援助体制を確立する必要に迫られています。

 

スポンサーリンク


 

カウンセリングルームや学生相談機関を利用する

 

大学には、カウンセリングルームや学生相談機関が設置され、たいていはスタッフに臨床心理の専門家であるカウンセラーや精神科医が加わっています。医師やカウンセラーは、学生自身や親からの個別相談や電話相談などに応じてくれます。

 

 

不登校や引きこもり、家庭内暴力、不安、抑うつ、対人緊張、性格の悩み、拒食・過食、家族や両親との関係、家庭生活の悩み、就職、進学、留学など、さまざまなメンタルヘルスから勉強や交友関係の悩みまで、幅広く相談に応じてくれます。

 

 

個別相談では、相談に訪れる人へのカウンセリングや心理療法などが中心となります。

 

近年は、高校でもスクールカウンセラーをおくところが目立ってきました。

 

 

授業への欠席が続いて留年を繰り返すような、スチューデント・アパシー(学生の無気力症候群)の典型例に陥っている場合、本人が自発的に相談に訪れるのはまれなことです。

 

周囲の人に連れられて来ても、2~3回で中断してしまうケースが少なくありません。

 

 

しかし、カウンセラーとの面談は、アパシー(無気力)への対応策として重要です。

 

周囲の人々、両親、医師らが協力して、まず定期的に話し合う関係をつくり上げることが大切です。

 

そうした関係を築いて、はじめて心理療法や援助の具体的な方法が検討されることになります。

 

 

 

スポンサーリンク


 

トップへ戻る