恋愛妄想に陥りやすい人の特徴とタイプ

恋愛妄想になりやすいタイプ

 

 

恋愛妄想に陥りやすい人の特徴をあげると、引っ込み思案で、学業成績も比較的よく、周囲からはまじめなよい子とみられている人が多いようです。

 

また、思春期に本を読んでは物語の主人公にあこがれ、一人で空想するような空想癖をもっていたり、物思いにふける傾向も強いようです。

 

 

患者の多くは、20代の働く女性たちです。同年代に比べて一般に素朴で幼い面がみられ、恋愛経験も少なく、性的に未熟であるという指摘もあります。

 

恋愛や結婚に対するあこがれや願望が人一倍強い半面、現実の男性との交際には臆病で、空想にしがみついている様子がうかがえます。

 

しかし、恋愛妄想になる人は極めてまれですから、このような傾向があれば恋愛妄想に陥りやすいということではありません。

 

家庭的な背景

 

恋愛妄想に陥る人のなかには、「父親が相手との結婚を邪魔する」と言って、家族にあたり散らしたり、物を投げたりする人がいますが、幼少期に両親との関係で問題を抱えていたケースが少なくありません。

 

恋愛妄想患者の家庭をみると、父親が威圧的で厳格であり、情緒に乏しいまじめなタイプが多く、母親は子どもの養育に無関心だったり、逆に過剰に干渉するタイプが多くなっています。

 

このうち父親の厳格さが患者に影響して、男性に対してあこがれる一方で畏怖(恐れおののくこと)するという、患者の相矛盾する感情を引き起こしているという指摘もあります。

 

 

また、患者の多くは社会人になっても親と同居しており、親から自立できていないことを示唆しています。

 

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思春期の恋愛妄想

 

恋愛妄想には、恋愛や結婚にあこがれる20代の独身女性のタイプのほかに、

 

  • 自分が実現できなかった目標を相手に見いだすタイプ
  • 既婚女性が現実の夫に満たされていないやさしさを相手に求めるタイプ
  • 思春期特有の恋愛妄想タイプ

 

など、いくつかのタイプがあることが指摘されています。

 

このうち、思春期の恋愛妄想のタイプは、引っ込み思案で集団に溶け込めない葛藤が引き金となって、あこがれている特定の異性への恋愛妄想や幻聴を引き起こすもので、対人恐怖症のある種の変形と考えられています。

 

 

 

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