記憶力を上げる5つの方法とは?記憶の天才が使ってたテクニック!

記憶の天才が使ってたテクニック!記憶力を上げる5つの方法とは?

 

 

戦前、「世界一の記憶力の持ち主」といわれた天才がいました。日本人の石原誠之氏です。

 

彼は10桁の数字を10秒で、100桁を2分54秒で、そして200桁を8分43秒で正確に記憶したといいます。

 

驚くべき記憶力ですが、何か覚えるためのコツのようなものはあったのでしょうか。

 

彼は、無意味な数字の羅列を、意味のある言葉に置き換えました。742769という数字を例にとると、74はナシ、27はフナ、69はムギといった具合です。数字を単語に置き換えたら、次は自分の故郷の風景を思い出し、その中に単語を配置していきました。

 

イメージの中の風景は、最初に家、次に小川、その次が畑などと、あらかじめ順序を決めておきます。すると無意味だった数字の羅列は「家の近くにナシの木があり、そのそばの小川ではフナが泳ぎ、畑にはムギが積み重ねてある」となるわけです。

 

こうして数字に意味をもたせ、視覚的に覚えていったのです。このような記憶法は、「場所づけ法」とよばれています。

 

時には、動作を伴って印象を強めることもありました。1490なら、「石を熊に投げる」ということで、実際に投げる動作もしたというのです。これはからだにも覚えさせるという意味で、一種の「手続き記憶」を狙ったものと考えられます。

 

もちろん、記憶力はテクニックだけでうまくいくものではありません。何より重要なのは、やはり集中力です。石原氏のたぐいまれな記憶力も、絶対に覚えるという気持ちで全神経を集中させたからこそ、可能だったのでしょう。

 

以下に、記憶の天才 石原氏のテクニックとこれまでの実験結果を参考に、記憶力を上げる方法を5つまとめて紹介します。

 


 

記憶力を上げる5つの方法

 

内容に興味をもち、理解して覚える

 

関心のあることは自然と頭に入ってきます。

 

また丸暗記より、理解してからのほうが覚えやすいものです。これは経験上、誰もが知っていることです。

 

丸暗記が最もうまくいくのは2~3歳までですが、いくら覚えても生活していくうえで必要のない記憶の維持は困難です。

 

その後15~16歳以上になると、意味づけによる記憶法が効果的になります。

 

何度も反復して練習する

 

何度も繰り返し練習するほど、覚えやすくなります。ただし、睡眠時間まで削って、がむしゃらに詰め込んでも、それほど効果は上がりません。
適当に気分転換をしながら反復練習します。

 

覚える内容を整理する

 

ファイルに情報を入れるとき、内容に応じて分類して整理します。覚えるときも、これと同様の工夫が大切です。

 

例えば、「犬、松、パン」なら、まず「動物、木、食べ物」と分類してから覚えたほうが、そのままで覚えるより忘れにくくなります。

 

覚えやすいよう意味づける

 

ごろ合わせや連想を用いる方法です。

 

日本史の年号を覚えるのに使った「いい箱(1185)つくろう鎌倉幕府」などは、その典型例です。

 

ごろ合わせは、できるだけリズミカルにつくるのがコツです。

 

いろいろな感覚や運動を用いる

 

視覚や聴覚などの感覚をうまく導入すると、より覚えやすくなります。英単語を覚えるときには紙に書きながら、発音してみます。

 

書いたものを目で見、口にしたことを耳で聞き、さらに書くという手を使った動作で運動感覚も動員していますから、からだで覚えるという要素も加わって効果的な記憶法になります。

 

 

必要なことを覚えるためには、忘れることも大切!

 

記憶の天才とよばれる人々にも、悩みがありました。覚えたことをなかなか忘れられないという悩みです。

 

ロシアのある記憶術の天才は、イメージの中に黒板を登場させ、忘れたいことを書いて消すという光景をわざわざ思い浮かべたそうです。まさに忘れるための苦肉の策でした。

 

忘れることの大切さは、一部の天才だけの話ではなく、情報過多の社会に生きる現代人にとっては程度の差こそあれ、大切なことかもしれません。

 

処理しきれないような情報を抱え込むと、それ自体がストレスになってしまいます。情報に振り回されないためには、自分にとって必要なものだけを選び出して、記憶の引き出しに整理してしまい込む作業が重要です。つまり、必要なことを覚えるためには、不必要なものを忘れることです。

 

人間がAI(人工知能)より優れている点のひとつは、「忘れる能力」にあると指摘する学者もいます。忘れるということは、言い換えれば、情報を取捨選択して記憶の整理をしていることを意味しているのです。

 

「記憶術とは忘念術なり」という東洋の言葉があります。この意味を理解することは、情報化社会に生きる私たちにとって、今後ますます重要になるでしょう。

 

 


 

 

 

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