パニック障害の原因 パニック発作を誘発する物質について

パニック障害の原因

 

 

パニック障害の原因はまだ完全には解明されていません。

 

心理的、環境的に発作を起こすような要因がなくてもパニック発作が出るところから、交感神経の亢進を伴った過剰な自律神経反応などの神経のメカニズムに何らかの異常が起こると考えられています。

 

 

このことは、パニック障害の患者が、いくつかのパニック発作誘発物質により、似た症状を起こすことからも推測されています。

 

 

神経のメカニズムを乱す要因としては、生理活性物質カテコールアミンの放出量の増加、中枢神経系の機能抑制に働く神経伝達物質GABAが減少するため中枢神経系の活動が亢進するなどの説があります。

 

 

そのほか、不安を引き起こす神経伝達物質セロトニンの増加、神経伝達物質ノルアドレナリン系を支配する脳幹部の青斑核(せいはんかく)が一時的に興奮する、といった説もあります。

 

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パニック発作の誘発物質

 

二酸化炭素(炭酸ガス)、乳酸ナトリウム、カフェインなどが、パニック発作を誘発する物質です。

 

パニック障害をもつ患者が炭酸ガスを吸うと、その7~8割がパニック発作を起こします。

 

 

疲労物質である乳酸ナトリウムを大量に注射すると、患者だけに発作がみられます。

 

またカップ5杯分のコーヒーに含まれるカフェインを摂取すると、多くの患者に発作が起こったという報告もあります。

 

 

このほかにぜんそくの治療に用いるベータ刺激薬などの気管支拡張薬、経口避妊薬(ピル)、あるいは急激な喫煙でも、発作が起こることがあります。

 

会話の途中などに突然発作が起こります。

 

たいていは1時間以内で治まりますので、まわりの人はあわてないようにしましょう。

 

 

 

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