パニック発作の頻度や、パニック障害に伴う広場恐怖

パニック発作の頻度や、パニック障害に伴う広場恐怖

パニック発作の頻度や、パニック障害に伴う広場恐怖

 

 

 

パニック発作

 

パニック発作は、自律神経が過剰に興奮したために起こる急性の不安発作です。

 

自律神経が制御している呼吸器系、循環器系、消化器系、筋肉系、皮膚系に激しい症状が現れます。

 

 

例えば動悸や息切れ、窒息感、めまい感、吐き気、手足のこわばりやけいれん、皮膚の冷えや熱感などの身体症状が起こります。

 

身体症状と同時に、死んでしまうかもしれない、自分自身をコントロールできないという強い不安や恐怖におそわれます。

 

 

発作は、特に何らの処置をしなくても、数分から1時間程度続いた後に治まります。

 

発作時には周囲も驚いて、あわてて救急車で病院にかつぎこむことが多いのですが、内科系の診察では、諸検査の結果は異常なしとされるか、または心身症、自律神経失調などと診断されることが少なくありません。

 

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パニック発作の頻度

 

パニック発作の頻度は1日数回というケースから、1年間に1~2度というケースまでさまざまで、個人差が大きいようです。

 

発作が、週1回の割合で何か月にもわたって規則的に起こる人がいる一方で、1週間ほど毎日発作が起こる時期と、発作がないかまたは発作の頻度が低い期間が数週間から数か月続く時期とがあるケースもみられます。

 

 

一般的には数日にわたって反復的に発作が繰り返され、次第に発作が起こるのではないかという予期不安をもちます。

 

 

パニック障害をもつ人は、パニック発作について心配したり、理由づけをすることが多いのが一つの特徴です。

 

また、致命的な身体の病気が潜んでいて、そのためにパニック発作が起きていると考えている人では、検査によって病気の疑いが否定されても、不安は簡単には解消されないようです。

 

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パニック障害と広場恐怖

 

パニック障害をもつ人は予期不安が持続するため、広場恐怖を伴うことが多くなります。

 

広場とは、雑踏やデパート、駅などの公の場のことで、広場恐怖は、そこに一人でいることがおそろしくて、自宅を出ることがこわくなってしまうものです。

 

 

家を出て、一人で行動することが難しくなるわけですから、社会生活に支障をきたし社会参加の機会を狭めてしまいます。

 

恐怖症のなかでも特に日常生活に影響の大きい障害といえます。

 

 

広場恐怖は、パニック発作が起こったときに逃げられない場所や、恥ずかしい思いをする場所や状況に身を置くことに対する不安です。

 

典型的な例としては、家の外に一人でいる、混雑のなかや列に並ぶ、橋を渡る、バスや電車など乗り物に乗って移動する、エレベーターに乗るといった状況を避けようとします。

 

一緒に行動してくれる人がいると、こうした恐怖状況に直面できる人もいます。

 

 

DSM分類では、広場恐怖を伴うパニック障害、広場恐怖を伴わないパニック障害の、二つに分類していますが、通常は広場恐怖を伴うことが多いようです。

 

またパニック障害の既往歴のない広場恐怖が独立して定義されていますが、うつ病などのほかの精神疾患、物質中毒・離脱などの身体疾患によってもパニック発作が起こるため、発作の有無だけでパニック障害かどうかを診断することができないからです。

 

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パニック障害の経過と予後

 

通常は20代半ばから40代前半に発症しますが、ときに子どもや中高年での発症もみられます。

 

パニック発作は週に2~3回現れることが多く、軽快と増悪を慢性的に繰り返します。

 

 

治療によって患者の約30~40%は長期間無症状となり、約50%は生活にひどい支障をきたすことがないほど軽度の症状になります。

 

しかし、10~20%はパニック障害の症状が持続するといわれます。症状の存続する期間が短いほど予後も良好です。

 

パニック障害の合併症

 

パニック障害をもつ人の50~65%がうつ病を合併するとされています。

 

パニック障害とうつ病のある人では、その3分の1がパニック障害に先行してうつ病を発症しています。

 

残る3分の2はうつ病と同時か、あるいはうつ病の後にパニック障害が起きています。

 

 

アルコール依存も患者の20~40%にみられ、強迫性障害を生じることもあります。

 

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パニック障害の既往歴のない広場恐怖

 

パニック障害がなくて、広場恐怖を生じる病気としては、うつ病、統合失調症、妄想性人格障害、回避性人格障害、依存性人格障害などが知られています。

 

関連人格障害

 

 

 

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