マタニティブルーの原因

マタニティブルーの原因

マタニティブルーの原因

 


 

 

マタニティブルーの原因

 

マタニティブルーの原因は、ホルモンの激変とストレスが主な要因です。

 

女性にとって、産後の回復期は精神障害が起こりやすい時期のひとつです。

 

 

一般に産褥期(さんじょくき)とよばれているこの時期は、妊婦が出産を経験した後に、身体が妊娠前の状態にもどっていく期間で、通常は6~8週間にわたります。

 

女性は、この時期に妊娠や出産で生じた身体のダメージを回復していきます。

 

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マタニティブルーとからだの変化

 

胎児を成長させるために膨張していた子宮が急速に収縮して、もとの形にもどったり、妊娠中にできた子宮内部の傷や、胎盤のはがれ落ちたときにできた傷が修復されたりします。

 

 

分娩直後には、子宮内の血液やリンパ、不要になった組織や細胞などの、悪露(おろ)とよばれる血性の分泌物がみられますが、これも褐色から黄白色へと変わっていきます。悪露は子宮の状態を知る手がかりとなります。

 

 

一方、分娩2~3日後から乳房が張り始め、乳汁の分泌が始まります。

 

このように、産後の回復期は産婦が通常の状態にもどり、さらに母親としてのからだの仕組みが整う激変の時期です。

 

マタニティブルーとホルモンバランスの変調

 

この時期には身体の回復とともにホルモンの変化が現れ、これに伴って精神面の乱れもみられます。

 

ホルモンのバランスの変動が、不安やイライラといった抑うつ的感情を伴うマタニティブルーにつながるようです。

 

 

女性の場合、排卵を促すエストロゲン(卵胞ホルモン)と、妊娠に備えて子宮の環境を整えるプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンが分泌され、生理機能を周期的に調節していますが、妊娠中や出産直後は、ホルモンのバランスが大幅に崩れるものです。

 

 

今のところ、エストロゲンが高くプロゲステロンが低い状態になるという説や、妊娠中にこれらのホルモンが大量に出て、出産後に急激に減少するという説などがあります。

 

 

また、乳汁の分泌を促すプロラクチンやオキシトシンなどのホルモンの働きも活発になります。

 

このように出産後は、ホルモンのバランスが出産前とは大きく変わるのです。

 

マタニティブルーとホルモンと心の変化の関係

 

女性ホルモンのバランスの乱れがなぜ抑うつ状態にさせるのか、残念ながら両者の因果関係やメカニズムは、いまだによくわかっていません。

 

月経前や排卵日に抑うつ気分になる女性が多いことが、産婦人科の医師から数多く報告されており、ホルモンの働きと心の変化は関係がありそうだと考えられています。

 

 

ただ、マタニティブルーにはホルモンバランスの変調という理由だけでは説明できない部分も残されています。

 

例えば、実際に妊娠、出産していなくても子どもを養子にもらい、母親になったときにマタニティブルーと同じ状態を訴えることがあります。

 

環境や心因もマタニティブルーの発生に大きな役割を果たすようです。

 

 

マタニティブルーの環境的・精神的な問題

 

産後の回復期は出産に伴う身体的、精神的消耗が残っている時期でもあります。

 

母親は出産を終えたことに安堵感や充実感を覚えながらも、妊娠中や出産で生じた緊張感や不安感、疲労感を、まだ育児ストレスとして体内に残しています。

 

 

しかも、母親は心のケアをする間もなく、赤ちゃんを育てていかなければなりません。

 

出産後2~3日からは、母乳やミルクを与えたり、慣れない手つきでおむつを替えたり、寝かしつけたりします。

 

 

子どもの世話をする時間が長ければ長いほど、自分の心身のケアをする時間が減ってきます。

 

母親自身のケアが終わらないうちに育児に追われ、精神的にも肉体的にも休めないという不慣れな条件に身を置いたことで、通常なら対処できるようなささいなトラブルに立ち往生し、不安感や無力感にさいなまれ、気分が沈み込んでしまうのです。

 

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「育児ノイローゼ」とマタニティブルーの違い

 

育児ノイローゼとは、育児に対する自信のなさやとまどいが原因で、イライラしたり不安になったり沈み込んだりする神経症(ノイローゼ)のような症状が現れることをいいます。

 

マタニティブルーとは発症する時期に若干の違いがあります。

 

 

近年、育児の情報が過多になり、かえって母親を混乱させて不安に陥れる原因となる、ともいわれています。

 

特に神経質で几帳面な性格の母親や、がんこでまじめな母親に多くみられる状態です。

 

情報はあくまでも予備知識として頭に入れておき、子どもには成長に個人差があることを念頭において、修正を加えながら応用していくとよいでしょう。

 

 

また、子どもに不都合なことが起こると、母親に原因がある「母原病」とみなされることが多いようですが、もちろん父親や兄弟など家族全体の問題、環境の問題が原因の場合もあります。

 

家族での話し合いが一番大切です。

 

 

 

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