精神科で扱う病気は、主に神経症と精神病(精神疾患)

精神科で扱う病気

 

 

人間の病気をからだの面だけでなく、心の面も加味して分類すると、身体病、心身症、神経症、精神病(精神疾患)の四つに分けられます。

 

 

・身体病は、一般にからだの病気で、心理面では正常です。

 

 

心身症は、心配事や悲観したりすることによって身体の病が悪化する状態で、心の乱れを配慮して治療する必要があります。ただし、心の状態は、感情の乱れはあっても、精神的な異常はありません。

 

 

・神経症は、不安障害強迫性障害など、いわゆるノイローゼです。心臓神経症、胃腸神経症のように特定の臓器に症状が出る器官神経症とよばれるものもあります。

 

 

・精神病・精神疾患は、統合失調症のように患者も周辺の人も気づくような心の病気です。

 

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精神科で扱う病気は、主に神経症と精神病(精神疾患)ですが、軽症うつ病や器官神経症のようにからだの異常がみられるものについては、内科との連携が必要になってきます。

 

 

精神障害は原因によって心因、内因、外因の三つに分けられてきました。

 

心因は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など心因反応として生じる障害で、心身症や神経症、さまざまな恐怖症などが該当します。

 

内因は、外的な要因はなく発症するもので、統合失調症などが入ります。

 

外因は、脳腫瘍などの身体的な要因、もしくはアルコールなどの物質によって生じる障害で、中毒性の精神障害や脳器質性精神障害などです。

 

 

しかし、最近では、内因と外因をはっきり区別することは困難という見方が一般的になりつつあります。一つの決定的な原因のみで発症することはほとんどないからです。

 

 

また、神経症と精神病(精神疾患)の境界例(境界性人格障害)も増えています。

 

例えば不安障害の一種である醜形恐怖症では、「自分が醜い」という不安の背後に「他人が自分のことをうわさしている」といった妄想にとらわれ、統合失調症の症状を示したりすることがあるのです。

 

特に若い人に境界型の境界性人格障害患者が増えているといわれています。

 

 

 

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