薬物療法と精神療法(心理療法)で治療

薬物療法と精神療法(心理療法)で治療

 

 

精神科での薬物療法

 

精神科の診察室では机をはさんで医師と対面して椅子に座ります。医師は白衣を着ていないこともあります。

 

場合によって、身体病が原因になっていないかを調べる鑑別診断が必要なこともありますが、通常の診察は問診を主体に心理テストなどが加わります。

 

 

診察の際に大切なことは、症状や気になっていることを、できるだけ詳しく伝えることです。患者にとっては関係ないと思われることも、医師にとっては意味をもつことがあるからです。

 

 

精神機能に作用する薬を総称して向精神薬といいます。中枢神経に作用して何らかの影響を及ぼすもので、統合失調症などの精神病状態に対する抗精神病薬、うつ病やうつ状態に対する抗うつ薬、不安障害パニック障害などに対する抗不安薬の3種類に大別できます。

 

 

抗精神病薬

幻覚、妄想、衝動行為、興奮などがある統合失調症や老年性認知症などの精神病(精神疾患)のほか、神経疾患にも用いられます。

 

効果が大きい半面、パーキンソン症状が出やすいので服用には注意が必要です。

 

抗うつ薬

抗うつ薬は内服後3~4週間で効果が現れます。

 

めまいや頭痛、のどの渇きや便秘などの副作用がありますが、服用後1~2週間するとからだが薬に慣れることが多く、同種類で違うタイプの薬に代えるなどでクリアできることが多いものです。

 

抗不安薬

ジアゼパム、エチゾラムなどが広く使われている抗不安薬です。

 

一般診療科でもよく使われ、うつ病や統合失調症でも症状として不安がある場合は効果があります。

 

 

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精神科での精神療法(心理療法)

 

薬物療法とともに精神病(精神疾患)治療の両輪をなすのが精神療法(心理療法)です。代表的な精神療法としては次のようなものがあります。

 

表現療法

患者に自由に話をさせ、治療者が患者の話を関心をもって聞くことで、不安や患者の抑圧された心を解放する治療法です。

 

カタルシス法ともよばれ、すべての精神療法の出発となるものです。

 

支持療法

治療者は相手の身になって気持ちに共感し、患者の話の内容を受け入れていきます。

 

心理的原因に直接働きかけるのではなく、慰め励まし、助言し説得したり、患者の自我に力を貸すことによって、心の安定を図る治療法です。

 

洞察療法

患者自身がおかれている立場や状況、自分の病気や性格といったものを正しく理解させ、結果として人格の構造的変化をきたすことを目標にする治療法です。

 

精神分析療法、交流分析療法などいくつかの方法があります。

 

訓練療法

新しい学習や再学習、あるいは訓練などの体験を通じて神経症状を改善する方法です。

 

訓練療法のなかには、学習によって後天的に体得された行動の問題点などを修正・改善する行動療法、自己暗示によってリラックスさせる自律訓練法、認知のゆがみに焦点をあてることでうつ病などの治療を行う認知療法などがあります。

 

人間に備わっている自然治癒力を引き出して感情の執着を断ち切ろうとする森田療法もあります。

 

 

 

 

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