精神科医と臨床心理士とカウンセラーの違い

精神科医と臨床心理士とカウンセラーの違い

 

 

精神科医とカウンセラーの違い

 

精神科医は精神に関する病に対し治療行為を行います。

 

精神薬を扱うには、精神科医の国家資格が必要です。

 

 

心の症状は心理的な要因だけで起こるとは限りません。

 

例えばうつ状態ですが、うつ病のほかに脳腫瘍が原因になっている場合もあれば、ステロイドホルモン剤やインターフェロンなどの薬の副作用として生じることもあります。

 

 

したがって、これらの異常の有無を調べなければなりません。

 

また、精神科医は個々の深い相談やカウンセリングはあまり行いません。

 

 

カウンセラーは患者の悩みや心の病の原因に対して原因の解決に向けてサポートしていきます。

 

カウンセラーはカウンセリングや行動療法など精神療法を主な治療手段としますが、対象とするのは神経症など心因性の病気が中心で、薬を処方することはできません。

 

 

治療法としてカウンセリングが適切な場合はよいのですが、心の病気の治療は正確な診断が最優先されます。

 

患者にとっては、正しい診断に基づいて薬物療法や精神療法を自在に用いられるのが有利でしょう。

 

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臨床心理士とカウンセラーの違い

 

心の問題の相談にのってくれる専門家として、広く認知されているのがカウンセラーです。

 

カウンセリングは心理相談と訳され、医療機関や、学校や企業のカウンセリングルームなどで行われています。

 

 

カウンセリングを行う人は、総称してカウンセラーとよばれます。

 

カウンセラーはほかに、心理療法家、心理カウンセラー、サイコロジスト、セラピストなどさまざまな名称でよばれます。

 

これらはどれも、間違いではありませんが、正式な資格でもありません。

 

 

カウンセリングを行っている人のなかで、公的機関による資格を得ているのは、臨床心理士とよばれる人たちです。

 

臨床心理士は、文部省が認可した財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定している資格で、取得するためには、国家資格である医師や看護婦に準ずるか、あるいは同等程度の厳しい条件が課せられています。

 

それは、臨床心理学を学び、大学院修士課程以上を修了し、実習を1年以上経験したうえで試験に合格することです。

 

この資格は5年ごとに更新する必要があり、臨床心理士としてきちんと実績を積んでいないと剥奪されてしまいます。

 

 

ただ、臨床心理士の資格がよいカウンセラーを意味するわけではなく、誠意ある態度や人格など、心の問題を相談するにふさわしい人間性が求められます。

 

 

また、カウンセリングと精神療法はしばしば同じ意味で使われますが、前者は話を聞くことに重きをおき、後者はあくまでも治療を目的としているという傾向があります。

 

 

このように、精神療法に関連する用語は、必ずしもきちんと定義されていない場合も多いものです。

 

そこで、治療を受ける側は治療者の肩書や療法の名前だけにまどわされず、実際に治療者と相談しながら改善の道を探っていくことが必要になります。

 

 

 

 

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