精神療法(心理療法)とは

精神療法(心理療法)とは

 

 

精神療法は、専門知識や技術を身につけた治療者と治療を受ける人がさまざまな形で精神的に交流することによって、精神的問題を解決していく方法で、精神科の治療法としては薬物療法と並び、二つの大きな柱となっています。

 

その種類は実にさまざまで、学派や方法、考え方の違いによって、数えきれないほどの療法が存在します。

 

代表的な精神療法である精神分析だけをとっても、何百もの流派に分かれることが知られています。

 

 

また日本では長年にわたり、各治療者は自分の専門とする一つの精神療法だけを実践する傾向がありました。

 

さまざまな精神療法を比較検討する研究がほとんどなされてこなかったことから、いくつもの精神療法がばらばらに独立して存在し、精神療法の全体を詳しく把握するのを難しくしています。

 

 

しかし、このような状態には大きな問題があることがわかってきました。

 

例えば、ある患者にとっては大変効果のある療法が、ほかのある患者にはまったく効かないケースが数多く報告されたり、さらに、治療者が自分の行っている精神療法に固執しすぎると、かえって患者の精神を混乱させ症状を悪化させてしまう場合があることも指摘されるようになったからです。

 

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そこで、どの療法がどの疾患に適し、どの疾患には適さないのかといったことが、カウンセラーや、医師など治療者の間で盛んに議論されるようになりました。

 

治療者は、患者の状態やパーソナリティーに適した療法を選び、柔軟、適切に適用していくことが望まれています。

 

 

そして、治療を受ける側もそれぞれの精神療法の特徴を知り、どのような治療を何の目的で受けるのかという強い動機づけが必要です。

 

 

また、精神療法という言葉のほかに、心理療法という言葉がありますが、心理療法と精神療法はほぼ同じ意味で使われています。

 

日本では、心理学者やカウンセラーなどは心理療法という言葉を使い、精神科医をはじめとした医師の間では精神療法とよばれる傾向があるようです。

 

 

悩みを聞くことが主であるカウンセリングは、本来は精神療法とは別のものでしたが、現在では精神療法の一種とされています。

 

また、精神療法をカウンセリングとよぶこともあります。カウンセリングまで含めれば、精神療法は医療機関をはじめ、公共、民間の相談施設、学校や企業の保健室など、さまざまな場所で行われているといえます。

 

 

 

 

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