精神療法の体験談 パニック障害を克服

精神療法の体験談 パニック障害を克服

 

 

私は商社に勤めています。先日突然胸が苦しくなり、動悸と呼吸困難で病院へ運ばれました。

 

応急処置をしてもらい、その日は治まりましたが、後日行われた検査では心臓にも肺にも異常がなく、先日の発作はパニック障害という心の病気であると告げられました。

 

 

精神科を紹介され、まじめに通院し、薬で発作を抑えていましたが、心の不安を薬でコントロールしているという状況が納得できませんでした。

 

そこで、思いきって担当の医師に薬以外の治療を受けたいと申し出ました。

 

医師は、方法はあるが自分はあまり勧めていないと乗り気ではありませんでしたが、強く希望し治療法を変えもらえました。

 

 

新しい治療法は、呼吸困難などのパニック発作が起こっても、薬を飲んだり助けを求めたりせず、ひたすら耐えて、発作では命に別状はなく、しばらくすれば治まるということを、からだで覚えるというものでした。

 

私は薬で発作を抑えるのをやめて、あえて発作を経験しました。

 

 

医師はそうした方法を説明する以外は特に何もしませんでしたが、私が発作のことを話すと熱心に聞き、

 

「発作に耐えているのはすごい」

 

とか、

 

「仕事に影響が出るようならまた薬を処方してもよい」

 

などと、励ましたり逃げ道を教えてくれたりしました。

 

 

発作は計6回起こりましたが、だんだん発作が小さくなり、呼吸が苦しいと感じながらも本を読むなど落ち着いていられるまでになりました。

 

 

最近になって、自分が受けたのは行動療法という精神療法の一つで、医師は支持的精神療法とよばれる手法で自分を支えてくれたのだと知りました。

 

病院では、ただ毎日自分について考えたことや体調について話すだけですが、それでも私にとって医師の存在は大きな支えとなっています。

 

(男性 27歳)

 

 


 

 

 

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