アイデンティティーを確立するために

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自分探しの迷路にはまる人の多くは、自分に悩みや迷いが生じたとき、自分以外の何か、あるいは自分以外の誰かから答えを教えてもらおうとする傾向がみられます。

 

ある人は占いに、ある人は心理テストにと、答えを求める先はさまざまですが、個々の問題を簡単に誰かに解決してもらおうとする姿勢は共通しています。

 

 

また、書店には、こうした要求を満たすような新しい生き方、新しい自分を発見するノウハウや心の癒し方を説いた本が数多く並んでいます。

 

 

確かに、他者から提供された答えをヒントに迷いが吹っ切れたり、安心感を得られることもあるでしょうが、そこにすべてをゆだねてしまうのは、真の意味で自分自身が選択や決定をしていることにはなりません。

 

問題との直面を避けて、結局は解決を先送りにしているといってもよいでしょう。

 

数多くの情報や他人の価値観に惑わされずに、まずは自分の頭で考えることが大切です。

 

 

自分の性格や能力、行動の仕方などを客観的に見つめ直しましょう。

 

「どこかにいる素晴らしい自分」という幻想は断ち切って、等身大の自分と向き合うことができれば、どんな生き方が自分らしいのか少しずつでも見えてきます。

 

誰でも一生のなかで、方向性を見失ったり、重要な選択を迫られるときがあるものです。

 

大事なのは、安易に答えを求めようとしないことです。

 

悩んだり、苦しんだりしながら、現実と向き合い、考えを深めるなかで、はじめて自分らしい生き方が見いだせるのです。

 

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自助グループ参加や専門家への相談

 

精神的なトラブルや悩みを一人で抱え込むと、気分障害や不安障害依存症といった心の病を引き起こすことがあります。

 

 

同じ悩みを抱える人たちと問題を共有化したり、専門家に相談することは、深刻な状況に陥らないためにも大切です。

 

 

現在、各都道府県・市区町村などの自治体の多くは、医療や心の健康などを扱う無料相談窓口を設けています。

 

まずは、最寄りの市役所や区役所、町村の役場などに問い合わせてみるとよいでしょう。

 

 

最近は、心の健康や女性問題をテーマに扱った本や雑誌が数多く出版されています。

 

こうした書籍のなかには、自助グループやカウンセリング、セラピーを行っている団体なとが明記されているものがあります。

 

 

また、「女性のためのカウンセリング情報」といった本も出版されているので、容易に連絡先を探すことができます。

 

連絡先がわかったら、気軽に相談してみるとよいでしょう。

 


 

フェミニスト・セラピー

 

「フェミニスト・セラピー」は、自己肯定・自己受容によって心のなかの不安や悩みをとり除き、女性の精神的な自立を助けることを目的とする心理療法を指します。

 

従来の心理療法では、社会や家庭に不適応を起こしている女性に対し、伝統的な性役割のなかに適応させるための治療を行ってきました。

 

しかし、フェミニスト・セラピーでは、不適応を女性の自己主張の表れとしてとらえる点が特徴です。

 

 

フェミニスト・セラピーの方法としては、互いに語り合うことで個人的な体験を女性共通の問題として認識しようとするコンシャスネス・レイジングをはじめ、コア・カウンセリング(相互カウンセリング)、アサーティブネス・トレーニング(自己主張訓練)などが行われています。

 

 

また、摂食障害や不妊、性的虐待の体験をもつ女性たちの自助グループ活動も盛んになっています。

 

女性のためのカウンセリングやセラピーは、いくつかの団体や機関で行われているので、相談を希望する場合は、病医院などに問い合わせ、紹介してもらうとよいでしょう。

 


 

 

 

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