第一次反抗期と第二次反抗期

第一次反抗期と第二次反抗期

第一次反抗期と第二次反抗期

第一次反抗期と第二次反抗期

 

 

第一次反抗期

 

  • ボタンかけや食事など、自分でできないこともやりたがりますか?
  • 親が手を出すと、もとにもどして自分でやり直そうとしますか?
  • 大人に言われたことと全部逆のことをしたがりますか?
  • 口答えをしますか?

 

第一次反抗期はすべてのはじまり

 

第一次反抗期をどう過ごしたかは第二次反抗期の表れ方に影響します。

 

 

たとえば、親が何でも先回りして子どもの要求にこたえてしまい、第一次反抗期にはっきりと自分を主張する機会がなかった子どもは、第二次反抗期もはっきりしない未成熟なままになることもあれば、また逆に、暴力など非常に激しい行動をとることにもなりうるのです。

 

 

家庭内暴力などで悩む親がしばしば言うことに「小さいころはおとなしくて聞き分けのよい子だったのに」があります。

 

 

反抗しない、聞き分けのよい子は親からすれば問題のない優等生にみえるかもしれませんが、そのような子は自分の中にストレスをため込んでしまっています。

 

その結果、無気力になるか、ため込んだストレスが暴発するか、極端なかたちで表れてしまうのです。

 

 

第一次反抗期は子どもがはじめて自分に向かい合う時期で、これからの長い人生でどのように自分を表現していくかを学習する最初のチャンスなのです。

 

子どものかわいらしさや主張の内容などから、第一次反抗期は第二次反抗期ほど重要視されない傾向もありますが、「三つ子の魂百まで」です。

 

親は溺愛するだけでなく、長期的な目で子どもの反抗期と上手につきあっていくことが大切なのです。

 

 

まず、せっかく芽生えた自我の芽をつまないようにしましょう。

 

親は大人の言うことを素直に聞くのが「よい子」だと思いがちで、「いや」を連発する子どもを前に途方に暮れてしまいます。

 

そして、腹を立てて思わずたたいたり、逆に「いや」と言わせないようにご機嫌ばかりとるようになってしまいがちです。

 

 

これでは、子どもが自分なりの意識で環境に対して立ち向かおうという心の動きが阻止されてしまいます。

 

そうでなくても最近は少子化で、子どもは家族のなかで王様か女王様のように扱われがちで、周囲と自分の距離が把握できにくくなっています。

 

 

自分の思いどおりにならない現実もあり、そのなかで我慢すべきものと我慢できないものを選択していくことを覚えるよう、上手に導くことが親の役割なのです。

 

つまりそれは、妥協してよいことと妥協してはいけないことを冷静に判断する力を親が試されていることになります。

 


 

第二次反抗期

 

  • 無口になりがちですか?
  • 自分の部屋の物をいじられると、ささいなことでも激怒しますか?
  • 異性とつきあっていますか?
  • 兄弟をいじめますか?
  • 社会常識に反感を示しますか?
  • 鏡を見る時間が長いですか?
  • 1人暮らしをしたがりますか?

 

第二次反抗期は「子離れ」の時期

 

第二次反抗期は、親にとって「導く」という余裕のあるものではなく、自分よりからだも力も大きいわが子を説きふせる、かなり大変な時期になってきます。

 

この時期に大切なのは、まず子どもをすべて理解しているという思い込みを捨てることです。

 

特に母親に多いのですが、自分のからだから生まれた子どもといつまでも一体感を持ち続け、くまなく観察してきたという思い込みがみられます。

 

 

親の理解できない世界を持つことこそ自立への第一歩なのです。

 

それを何でもわかっている、というような顔で説教したり、優位に立った態度で接すると、自立を求める子どものストレスはたまる一方になってしまいます。

 

 

しかし、困ったことに第一次反抗期のときと違って第二次反抗期は親の体力、気力が衰え始めるころで、つい気弱になって子どもの自立を望まない心が生まれやすくなります。

 

子どもも、自立を求める心と、親の庇護のもとでこれまでどおり安泰に暮らしたいという思いの狭間で揺れています。

 

そこに、自立を望まない親の感情の圧力がかかれば、まだ確立されていない子どもの自我は意外にあっけなく押えつけられてしまうものです。

 

 

しかし、無理にたわめた枝はもろくなってぼっきりと折れるか、たわめた反動で激しくはねるか、するものです。

 

それと同じように、子どもの自立を親のエゴで抑えつけるのは非常に危険です。

 

 

「反抗」という言葉には、子どもが思いどおりにならなくなったことへの親の嘆きや憤りが込められているという指摘もあります。

 

しかし、「自立」に向かっている子どもの神経を一番逆なでするのが、この親の「支配意識」なのです。その意味で、反抗期という言葉は適切ではないかもしれません。

 

 

古い言葉ですが、「かわいい子には旅をさせろ」という考えは、子どもに社会経験をさせるべきだ、との意味の一方に、子どもを旅に送り出すことで親は子離れをしろ、という意味も込められています。

 

 

子どもは、意外にたくましく育っています。

 

反抗期は揺れ動く季節で、見ていて危なっかしいものですが、必要以上に手を出さず、自分の子どもを信じてその成長を見守る心構えがほしいものです。

 

 

それは、放任とは違います。

 

子どもが道を踏み外しそうになったときは助言し、子どもがいらいらしているときは、時には好敵手になってけんか相手になり、子どもが自分よりも大きく育っていくことを望み、見守る姿勢が大切でしょう。

 


 

反抗のプロセス

 

反抗の根底には攻撃心理が関与しているといわれます。親、社会、そして自分自身と、反抗するには対象があります。

 

対象に対する攻撃が、反抗期のさまざまな行動の大きな要素を占めているのです。

 

 

思春期の子どもが、大人を含む社会の圧力(刺激)を受けて反抗に至るまでの心理的プロセスは、思春期の子どもにとって、外界との接触はいろいろな意味で圧力に感じられ、それがストレスになって揺れ動く心におそれや敵意や怒りの波を立てます。

 

 

その感情をどう表現していくかが子ども自身の個性で、ありとあらゆる思春期特有の問題行動がここに芽生えます。

 

しかし、そこで自分を律する力や、親の注意深いサポートがあれば、自分の信念で反抗をエスカレートさせることなく、やがて落ち着くことができるのです。これが本来の成長なのです。

 


 

 

 

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