性の悩みを解決するためには

性の悩みを解決するためには、自身がどんなセックスライフを理想としているのかをパートナーとよく話しあってみることが大切です。

 

 

セックスレスの場合、原因には多様化した性の悩みがあります。特に心因性のものは、パートナーと協力して適切なカウンセリングを受けることが大切です。

 

性についてあからさまに他人に話したりすることは、恥ずかしい思いもあり、抱えている悩みも表面化しにくいものでした。特に女性の性の悩みは、恥じらいもあって女性が自ら口にすることはほとんど無かったのではないでしょうか。

 

しかし、ネット掲示板等で性の悩みが匿名で語られるようになったことで、さまざまな問題が明らかになってきています。その一つがセックスレスです。

 

複雑化する現代の性の悩み

 

セックスレスの状態を苦痛と感じている人と、性生活があっても性的不満を感じている人の性の悩みの違いは、「パートナーとの間に性交に代表される性器の接触があるかどうか」という観点だけで、これまで単純に考えられてきました。

 

ところが、性交による快感や満足感が心理的苦悩によって損なわれたりすることや、性交そのものができなくなる男性の勃起不全や女性の膣けいれんの多くは、心因性であることが次第に明らかになってきました。

 

精神面の健康・不健康が性の悩みやトラブルと密接に関係していることがわかってきたのです。

 

現在では性交障害による性の悩みは、セックスという行為だけを問題にするのではなく、心理的苦悩に重点がおかれるようになっています。

 

性的障害は一般に性的嗜好障害(しこうしょうがい)、性同一性障害、性的機能障害の三つに大きく分類されます。

 

性的噂好障害

露出症、サディズム、マゾヒズムなどの行動異常と、フェティシズム、小児愛などの対象異常があります。特に対象異常は少数の人に限定されてはいますが、インターネット等の普及により顕在化しつつあるといわれています。

 

また、同性愛(ホモセクシャル)または両性愛(バイセクシャル)は、それ自体では本質的に異常とはいえません。しかし、異性愛(ヘテロセクシャル)を正常とする社会の偏見もあり、うつ病を発症したり、性的機能障害に陥ることがあります。

 

性同一性障害

生物学的には男性(または女性)でありながら、心理的な性別は女性(または男性)というように、与えられた性に違和感があり、反対の性になりたいという強い願望をもつものです。

 

多くは子ども時代に発症し、成人してから結果的に同性愛の傾向をもちます。

 

性的機能障害

男性ではED(勃起障害)や射精不全、女性では更年期による性交痛、性的関心の希薄、膣けいれん、性交疼痛症(とうつうしょう)、性交時の快楽欠如やオーガズム障害などがあります。

 

原因としては糖尿病、多発性硬化症、骨盤の手術などの身体疾患、うつ病やアルコール依存などの精神疾患、薬物の副作用などが考えられます。

 

心理的要因としてはパートナーとの関係不良や生活上のストレスなどが大きく影響します。

 

性的機能障害は、セックスレスの大きな原因を占めています。性的機能障害が身体疾患によるものか心理的要因によるものかを鑑別するには、専門医の診察を受ける必要があります。

 

特に心理的要因は複雑にからみ合っていることが多く、例えば妻の性嫌悪症が夫の勃起障害からきていて、さらにその夫のEDの原因が妻の性交疼痛症であったというケースもみられます。

 

性の悩みは、一方だけで解決できる問題ではなく、パートナー双方で共有し、解決すべきものです。

 

 

性的障害を扱うのは泌尿器科、産婦人科、精神科の医師です。昔から日本人にとっては受診しにくい専門科といわれていましたが、現在では抵抗感は薄れています。

 

それでも直接、受診するのが気が引けるようでしたら、かかりつけの医師に専門医を紹介してもらうとよいでしょう。最寄りの保健所でも、相談に応じてくれるはずです。

 

パートナーとの間で話し合って解決できなければ、思いきって専門医に相談してみましょう。その覚悟と気持ちの整理をつけたところで、抱えている性の悩みは解消へ向かって第一歩を踏み出しているといえます。

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